芸能人の結婚相手を「一般女性」「一般男性」と言ってしまう一般人が嫌い

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こんにちは。ヘイトスピーチのブルーオーシャンを目指します。

この記事で言いたいこと

芸能人の結婚相手を「一般女性」「一般男性」と言ってしまう一般人が嫌いです。

  • 当の芸能人が、「一般の方」というのは構いません。
  • それを伝えるマスコミが、「一般女性(男性)」とするのも構いません。
  • それを受けた一般人がそのまま「一般女性(男性)」という。はいそこ。それがダメです。

というのも、その一般人にとって、一般にその人物は「一般」でもなんでもないからです。

自分にとって一般でもなんでもないくせに、そう聞いたから「一般」を使ってしまう。そんな批判性のなさ、無軌道ぶりが嫌いです。

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一般とは「以外」の謂い

芸能人が「一般の方」というとき、それは「業界の外にいる人」という意味です。結婚相手について言及する文脈では、「(自分と違って)素性を詳らかに公表できる人ではない」程度の意味になります。

「一般」という語にはいくつかの用法がありますが、ここでは、何らかのカテゴリーがまず念頭にあって、そこに入らない「それ以外」「その他」を指す意味で使われています。

「その他」を指す「一般」の例

この意味で使われている「一般」の例に、「一般国道」があります。

国道の中に「高速自動車国道」というカテゴリーがあって、それ以外を「一般国道」といっています。

参考:道路法高速自動車国道法(law.e-gov.go.jp)

同じように

芸能人のいう「一般の方」「一般女性(男性)」も同じ構造です。

世の人たちの中に「芸能人」「業界人」というカテゴリーがあって、それ以外を「一般人」とし、そちら側に属する人を「一般の方」「一般女性」「一般男性」と呼んでいます。

反対側からの定義は不可能

しかし「それ以外」のほかに、「一般」に共通する具体的な特性は、何もありません。

「~~である」と、何か肯定的な叙述により定義しようとしても、できません。不可能です。

ちょうど「無脊椎動物」のようなもの

それはちょうど、脊椎動物に対する無脊椎動物のようなものです。

無脊椎動物というのは、「脊椎を持たない」という否定的共通性があるのみで、肯定的に叙述しようとすれば、外骨格があるか、殻を持っているか、正体なくぐにゃぐにゃなのか etc.で、それはいろいろなわけです。それを十把ひとからげに「無脊椎」としているわけです。

一般人には一般ではない

一般人にとって、芸能人と結婚するような「一般の方」は、一般ではありません。決して自分と同じカテゴリーにはいません。

(「芸能人でない人」という意味での)われわれはふつう、赤の他人の一般人の結婚を知ることはありません。たとえ素性を特定されないにせよ、結婚を報じられるような「一般の方」は、その時点で既に同じカテゴリーにはいないでしょう。

それはちょうど、ヒトデとナメクジを一緒にしているようなものです。脊椎動物の側からすれば、どちらも「無脊椎動物」ですが、ヒトデにしてみれば、ナメクジと一緒にされるのは「ない」話でしょう。萎えます。

「一般=普通の人」という解釈も無理

ややこしいのは、「一般」には「多くの普通の人々」(広辞苑)という語義もあることです。

しかしこの語義で「一般女性(男性)」を解釈しようとすると、無理が出てきます。なぜなら、その意味での「多くの普通の人々」には、芸能人も含まれてくるからです。

普通の人という意味なら、芸能人も一般人

確かに芸能人、殊に有名人ともなると「見知らぬ他人にまで顔を知られている」ひいては「自分の結婚を赤の他人にまで言いふらされる」という意味で特殊です。

しかし一般人(非・芸能人)の中にもさまざまな特殊が存在し得ます。何でもいいのですが、

  • 週3~4ペースで豚しゃぶしゃぶを食する
  • 定規のことを線引きという
  • 月に1回、3~4日ひたすら眠り続ける

全部うちの嫁のことですが、それはそれとして、いろいろと切り口を変えることで無限の特殊が現れてきます。

どう評価するかの軽重はあるかもしれないにせよ、特殊性そのものに関して、差はないはずです。

目立つ特殊性により特殊扱いすることは間違い

芸能人・有名人は、上で述べたような職業上の特殊性が目立つだけであって、その目立つ特殊性をもってして「普通でない」にカテゴライズするのは、おかしいです。

それを根拠に特殊扱いしていいとする立場を取るのは、どこか、ネットで、あるいは冠婚葬祭その他もろもろのプライベートの場で、芸能人をはじめとする有名人に対して無礼な言動をはたらく心性に直結しているような気がします。

針小棒大の批判は承りますが、芸能人の結婚相手を、芸能人当人やマスコミの言うままに「一般女性(男性)」と言ってしまっている一般人には、そんな心性すら感じられてしまうのです。そこも嫌いな理由であります。

まとめ

まとめます。

  1. 「一般の方」とは「業界の外にいる方」という「それ以外」の意味
  2. しかし一般人にとって、芸能人の結婚相手である「一般の方」は、一般ではない
  3. 「一般=多くの普通の人々」という意味に解釈するのも、無理がある

それなのに、一般人が「一般女性」「一般男性」をそのまま使ってしまう無批判ぶりがイヤなのです。

だったら何と呼ぶべきか

だったら何と呼べばいいのか、といった反応もありそうですので、先回りして答えておきます。

ナメクジぐらいでいいんじゃないですか。

こちらからは以上です。

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