言葉

『新しい日本語地図』

「甘党好き」は静かに甘党の「中の人」を殺す―甘党好き(2)

「甘党」に確かにいたはずの「中の人」が、徐々に存在が希薄となり、ついには完全に消え去ってしまっていました。 そのさまは、まるで「かげがり」です。こわー
『新しい日本語地図』

師・沖正弘の言葉「断捨離」を商標登録してビジネスに勤しむやましたひでこさんへの誤解を正します【2019年版】

こんにちは。「断捨離」という用語の出自を誤解されている方がしばしば見受けられますので、出典マニアが正しておきます。タイトルに書いたとおり、「断捨離」は、沖正弘(1921-1985)の言葉です。要約:ExecutiveSummary「断捨離」...
『ハイレベルすぎて伝わらない話』

「平成最後の」とか「令和初の」とか言ってるから流言飛語に惑わされるんですよ論

POPなベイベーやHAPPYなピーポーには十中八九伝わらないでしょうが、違和感強めなので書きます。元号制に賛成とか反対とかいう次元の低い話ではなく、ヒトという生物種の認知の仕組みに関する話です。irasutoya.comより「平成最後の」ブ...
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知らんがな

ジャパネットMCの長谷川茜子さんは、女子アナになりたかった話

こんにちは。用件はタイトルのとおりです。通販会社のジャパネットに長谷川茜子(はせがわ・あかね)さんという女性のMCがいらっしゃいます。画像はMCの仕事|職種紹介|ジャパネットグループ採用サイトよりある日ジャパネットの放送を見て、アナウンサー...
『新しい日本語地図』

今年の新語2017大賞「忖度」の不都合な「潜伏期間」―シン・忖度論(2)

こんにちは。日本語中高年のアイドル、ヤシロ小路タケまろです。※画像は、【公式】「綾小路きみまろTV」Twitterより煽り気味にタイトルつけてみました。三省堂「今年の新語2017」の大賞「忖度」の選評、2.華麗な変貌を遂げた「忖度」を読んで...
知らんがな

日本人の9割が知らない共感のしくみ(2)

みちゃこの共感講座、後編です。世の中の「共感」が混乱しています。違いは当面違いのままとして、共有しておきたい基本的考え方を整理します。後半では、共感がたどった道のりをひもとき、そこに影響を与えた意外な要因を明かしていきます。共感してください...
知らんがな

日本人の9割が知らない共感のしくみ(1)

みちゃこです。共感してください。【みちゃこ】共感のうた【呪いのメロディ】(2009/05/20付)要約:ExecutiveSummary日本語の「共感」には、大きく分けて2種類あります。シェアは、だいたい9対1です。(弊社調べ)ですから「共...
迷宮入り

大賞は「インスタ映え」。第2位に「面白切ない」―ヒマなおっさんの今年の新語【ジラ2017】

こんにちは。ヒマなおっさんの選ぶ今年の新語「ジラ2017」は、次のとおりです。「辞書に載せたい日本語ランキング」の頭文字で「ジラ」です。企画意図は概ねパクリ元の三省堂「今年の新語」と重複しています。詳しい経緯は下の記事をご覧ください。→ほぼ...
『新しい日本語地図』

「インスタ映え」の物語―今年の新語「ジラ2017」大賞授賞を記念して【選評】

こんにちは。「インスタ映え」って、いい言葉ですよね。ひと言で言えば、愛らしい。短いワードに、本当にいろんなものが詰まっています。そこが愛らしく感じられます。ヒマなおっさんも、今年の新語「ジラ2017」大賞に選びました。満場一致での選出でした...
雑な議論

土門拳の「インスタ映え」語録―『写真論集』から

こんにちは。「ヒマなおっさんが選ぶ・今年の新語(ジラ)2017」大賞が「インスタ映え」に内定したことを記念して、近代「リアリズム」「絶対非演出」写真の雄と(私に)称される写真家、土門拳(1909-1990)の写真論集(ちくま学芸文庫)から、...
雑な議論

土門拳「フォトジェニック」を語る―『写真論集』から

こんにちは。この記事では、『土門拳写真論集』に収録されている「フォトジェニック」を取り上げ、フォトジェニックの温故知新を図ります。土門拳写真論集(ちくま学芸文庫)postedwithヨメレバ土門拳筑摩書房2016-01-07はじめに:新語の...
知らんがな

セックスの「イク」「クル」国際分布、2000年の先行調査あります

こんにちは。用件はタイトルのとおりです。それ、先行調査ありますよというお知らせです。Introduction:とあるバズ記事回覧されてこちらの記事を読みました。2016年公表の海外の調査研究を見つけて概要を紹介した記事でした。セックスのとき...
『ハイレベルすぎて伝わらない話』

「今」の言語的統一理論なう―「時間」ではなく「関係」

こんにちは。小野正嗣です(ウソ)。愛読書はガルシア・マルケス『百年の孤独』です。突然ですが、私、今の今まで「今」を誤解していたことに気づいてしまいました。「今」とは「関係」を表す語だったのです。これはぜひとも伝えなければなりません。だったら...
迷宮入り

『カメラの前のモノローグ』の武満徹語録【読書メモ】

こんにちは。昔の読書メモから記事にしました。用件はタイトルのとおりです。カメラの前のモノローグ埴谷雄高・猪熊弦一郎・武満徹(集英社新書)postedwithヨメレバマリオA集英社2000-05武満徹「カメラの前のモノローグ」抜粋武満徹(19...
雑な議論

高濃度コメント欄への返信―タイムトラベルものの絶対矛盾?(2)

こんにちは。生まれついてのタイムトラベラーがお返事します。はじめに:ここまでのあらすじ先日、「タイムトラベルものの絶対矛盾」(2014/03/12最終更新:2014/03/17)と題した過去記事のコメント欄に、まるで高濃度放射線のような濃く...
知らんがな

登録商標「断捨離」にザワつくのが、いま静かなブーム【Tweetまとめ】

こんにちは。◆「断捨離」は登録商標ですって一文の破壊力がすごい—こことり(@kocotori23)2014,1月15を楽しむ記事です。はじめに:「断捨離は登録商標」について「断捨離」は、『新・片づけ術「断捨離」』(2009)などの著者、やま...
雑な議論

解説・日本のデザイン語:「モダン」

こんにちは。デザイン芸人「デザインや」です。デザイン界の人がしばしば注釈なしで使う用語「モダン」に、しばし余計な説明を加えます。先月腑に落ちたばかりで、誰かに言いたい欲を満たすのが動機です。要約:ExecutiveSummaryデザインの話...
雑な議論

ピダハンの区切らない話【読書メモ】

こんにちは。複数のルートから、「アマゾンの奥地に暮らす少数民族」「400人を割るという彼ら」「ピダハンの言語とユニークな認知世界を描きだす科学ノンフィクション」(裏表紙より)の噂を聞いて、こちらの本を借りて読みました。ピダハン――「言語本能...
雑な議論

検証:週刊新潮の「佐野エンブレム」原案は本当か?

こんにちは。デザイン芸人「デザインや」です。あまりに衝撃的すぎて?ガセじゃないかとの説も見られた、週刊新潮(10月8日号)に載った「佐野エンブレム」パラリンピック原案を検証します。結論週刊新潮の「佐野エンブレム」原案は、きっと本当です。こち...
大喜利社会をめざして

日本人なら知っておきたいネットしぐさ:「削除」の巻

こんにちは。マナー講師をしております、ヤシ川禮子です。まじめな話をでたらめに語る試みです。歌川国芳「暑中の夕立」(ca.1850)commons.wikimedia.orgはじめに江戸の昔から伝わる「ネットしぐさ」にこそ、日本人はすごいと外...
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