サントリー「金麦」CM・段田安則さんの絶妙な「距離感」を楽しむ【2007-2017 ナレーション全集】

こんにちは。

ニッチすぎるところを知って楽しむシリーズ、今回のテーマはサントリー「金麦」のCMです。

といっても、ここでの焦点は、いい意味でも悪い意味でも目立っている、檀れいさん演じる「金麦女」ではありません。

彼女ではなく、2007年のCM開始以来のパートナー、段田安則さんのナレーションに耳を傾けてみましょう。

siscompany.comより

簡易年表

金麦男からの「金麦」CM史を簡単にまとめると、つぎのとおりです。

  • 2015/05 「あいあい」ショック
  • 2010-2014 安定期
  • 2009 麻痺状態の時期
  • 2009/03「はるだぜ」ショック
  • 2007-2008 模索期

詳しくは記事の末尾で。

鑑賞のポイント

時に狂気をもはらむ「金麦女」との、絶妙な距離感をお楽しみください。

サントリー「金麦」CM・ナレーション全集(2007-2017)

サントリーチャンネル「檀れいの動画一覧」を元に、放送開始日の新しい順に並べます。

ナレーションが同一のものは1つにくくりました。

2017年

#72「夏がくるたび」篇(2017/07/15)

  • あ、金麦の夏

#71「ビンの金麦」篇(2017/06/17)

  • そうなんです。ビンの金麦。買えませんが、もらえます
  • しあわせのあいあい皿に、ビンの金麦も。今年もお届け

#70「あいあいな昼下がり」篇(2017/05/06)

  • 金麦 しあわせの、あいあい皿。今年もお届け

#69「花トンネル」篇(2017/02/26)

  • 春と、金麦と。

#68「ありがとって、言わせて」篇(2017/01/15)

  • これまでも、これからも、金麦と。

2016年(6本)

#67, #66

「うちの鍋ちゃん」篇(2016/10/30)

「今日も、うちで」篇(2016/09/11)

  • 今日も、うちで、金麦と。

#65「夏色のキミ」篇(2016/07/15)

  • 金麦の夏

#64「ふたりは、あいあい」篇(2016/05/09)

  • 金麦 しあわせの、(あいあい)皿、必ず、もらえる

#63, #62

「なんてったって金麦」篇(2016/02/22)

「今年も誓います」篇(2016/01/18)

  • よーい、金麦

2015年(6本)

#61, #60

#61「ブリしゃぶの夕べ」篇(2015/11/20)

#60「はじめの一杯」篇(2015/09/18)

  • はじまりは、金麦で

#59「夏の鳴きまね」篇(2015/07/17)

  • 金麦の夏

#58「あいあいな食卓」篇(2015/05/15)

  • 金麦、幸せのあいあい皿、みんなにお届け

#57, #56

#57「花びらの訪問」篇(2015/03/01)

#56「大きな大きな空の下で」篇(2015/01/23)

  • 金の麦が、うまさを磨く。ゆけ、金麦

2014年(6本)

#55「ふたりシャブシャブ」篇(2014/10/19)

  • 金の麦がうまさを磨く。サントリー金麦

#54「夕陽を浴びる」篇(2014/09/06)

  • 丁寧に丁寧に。金の麦がうまさを磨く。サントリー金麦

#53「ドドーンの夏」篇(2014/07/19)

  • 金麦の夏

#52「冷えてますの夏」篇(2014/06/14)

  • 金麦の夏が、やってくる
  • サントリー金麦

#51「ヘイ!お待ちィ」篇(2014/04/19)

  • 金の麦が、うまさを磨く。サントリー金麦

#50「風に吹かれて」篇(2014/01/27)

  • うちの金麦。おいしくなりました

2013年(7本)

#49, #48

#49「うちのタコちゃん」篇(2013/11/02)

#48「うちのキノコちゃん」篇(2013/09/14)

  • うちの金麦

#47「夏散歩」篇(2013/07/13)

  • 金麦の夏

#46「夏のお買いもの」篇(2013/06/15)

  • キンキン金麦の夏

#45「カツオ入りまーす」篇(2013/04/20)

  • それでは、金麦と

#44「春にダッシュ」篇(2013/03/02)

  • 春の金麦

#43「ゴクっと新しい」篇(2013/01/15)

  • 新しい年に新しい金麦を

2012年(8本)

#42「アリガトの夜」篇(2012/12/08)

  • 金麦でいいゆく年を

#41, #40

#41「すき!うどんすき」篇(2012/11/03)

#40「いっしょに帰ろ」篇(2012/09/15)

  • 金麦 at home

#39, #38

#39「夏に蹴りを」篇(2012/07/14)

#38「ひまわりSUN」篇(2012/06/16)

  • 金麦の夏

#37「串焼き屋さん」篇(2012/04/28)

  • それでは、サントリー金麦

#36「春に向かって漕げ」篇(2012/03/03)

  • さ、春の金麦。ハルキンと呼んでください

#35「プシュ!はつづく」篇(2012/01/21)

  • どうやら、また少しおいしくなったようです。金麦すすむ。新サントリー金麦

2011年(8本)

#34「どてらでおでむかえ」篇(2011/12/10)

  • 金麦飲みながら、来年のはなしをしませんか。サントリー金麦

#33, #32

#33「アチアチ湯豆腐」篇(2011/11/05)

#32「家路のコツン」篇(2011/09/17)

  • 食べよう、at home。サントリー金麦

#31, #30

#31「投げなわサマー」篇(2011/06/11)

#30「フリフリサンバ」篇(2011/06/11)

  • 金麦の夏

#29「焼き焼きの昼下がり」篇(2011/04/11)

  • おいしいものと、サントリー金麦

#28「ハルキン!」篇(2011/03/05)

  • 春の金麦。ハルキンと呼んでください

#27「タイポなデビュー」篇(2011/01/22)

  • あ・た・ら・し・く、なりました。どうやら、リッチモルト、です。サントリー新金麦

2010年(9本)

#26「雪降るご挨拶」篇(2010/12/11)

  • 楽しい年末を。サントリー金麦

#25, #24

#25「ナベの夜」篇(2010/11/01)

#24「帰り道」篇(2010/09/18)

  • 食べよう、サントリー金麦と

#23, #22

#23「夏美人」篇(2010/06/19)

#22「夏名人」篇(2010/06/19)

  • 金麦の夏

#21「テラストーク」篇(2010/04/17)

  • 麦のうまみ輝く、サントリー金麦

#20「春を追いかけて」篇(2010/02/27)

  • 金麦、咲く。春の、サントリー金麦

#19「ふぅふぅ皿」篇(2010/01/23)

  • サントリー金麦、いまふぅふぅ皿

#18「2010年」篇(2010/01/03)

  • サントリー金麦、2010

2009年(6本)

#17, #16, #15, #14, #13

#17「感謝ディ」篇(2009/12/25)

#16「コタツで一杯」篇(2009/11/28)

#15「月見て、一杯!」篇(2009/09/19)

#14「金麦の夏」篇(2009/06/20)

#13「おしゃべりな昼下がり」篇(2009/04/22)

  • いい麦キラリ、サントリー金麦

#12「丘の上から愛をこめて」篇(2009/03/09)

  • そういうわけで、新しいサントリー金麦

2008年(5本)

#11「街角の君は」篇(2008/11/22)

  • 麦のうまみ輝く、サントリー金麦

#10「ブランコの君は」篇(2008/09/20)

  • いつもの君と
  • いつもの金麦、楽しいよね

ここまで距離を詰めたことが失敗であったのを、「金麦男」は後に知ることになります。結果論ですが。

#09「浴衣の君は」篇(2008/06/21)

  • この笑顔と、冷えた金麦があれば、もうなんにもいらない
  • 麦のうまみ輝く、サントリー金麦

#08「麦ワラ帽子の君は」篇(2008/05/27)

  • 金麦が新しくなって、そんなにうれしいのか。うれしいよね
  • 麦のうまみ輝く、サントリー金麦

#07「自転車の君は」篇(2008/03/29)

  • 金のうまさに麦のコク、サントリー金麦

前作と同一のナレーションですが、年の区切りで分けました。

2007年(6本)

#06, #05

#06「くもりガラス」篇(2007/12/30)

#05「待ちきれなくて」篇(2007/08/25)

  • 金のうまさに麦のコク、サントリー金麦

#04, #03, #02

#04「走る」篇(2007/07/21)

#03「ご苦労さま」篇(2007/06/19)

#02「がんばって」篇(2007/06/19)

  • 金のうまさに麦のコク、サントリー金麦。新ジャンルに新登場

#01「きんむぎ」篇(2007/06/16)

  • サントリー金麦、新ジャンルに新登場

「金麦男」の距離感・まとめ

ふり返ってみると、2007, 8年と「金麦女」との距離の取り方を模索していた「金麦男」にとって、2009年が大きなターニングポイントだったことがわかります。

2009年の「はるだぜ」ショック

年間のサイクルが安定してきた2010年以降と比べると、5作連続で「いい麦キラリ、サントリー金麦」一辺倒だった2009年の異色ぶりが際立ちます。

これは、2008年に「金麦女」との距離を詰めすぎた反動だと私は見ています。

私の見立てでは、「金麦女」は2009年3月の第12作「丘の上から愛をこめて」篇から発病しています。

彼はそのショックからある種の麻痺状態になってしまい、しばらく「いい麦キラリ、サントリー金麦」としか言えなくなってしまったのだと思います。

2010年以降の“安定期”

その後金麦女の状態は、年間で浮き沈みのサイクルをくり返しながら、快方に向かっていないとはいえ安定して推移しています。

金麦男にも、絶妙な「すかし」を見せる余裕もありました。

2015年の「あいあい」ショック

ところが最新(2015年6月時点)の第58作「あいあいな食卓」篇になって、金麦女はとうとういない相手のセリフまでしゃべり出しました。これは金麦CM史上初の出来事です。

この先、金麦男がとる距離感にも注目です。

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