サントリー「金麦」CMの「隠し絵」―「金麦女」鑑賞の手引き

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こんにちは。

この世界をちょっとだけ豊かにする方法を紹介します。

この記事で言いたいこと

サントリー「金麦」のCMは、「隠し絵」です。

CMのなかに隠されている別の「絵」を見つけられると、この世界はちょっとだけ豊かになります。

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※画像は、壁紙一覧|金麦サイトより

CM本編に隠されている別の「絵」、それは「狂気」です。

この記事ですること

この記事では、檀れいさん演じる「金麦女」鑑賞の入門編として、その「隠し絵」的ポイントが「狂気」であることを、順を追ってお伝えします。

金麦CM

2007年の発売以来、檀れいさんがCMキャラクターを務めている、サントリーの「金麦」。

2015年5月末までの段階で、そのシリーズは全58作にのぼります。※当社調べ

隠し絵とは

金麦のCMは「隠し絵」だと述べました。まず「隠し絵」の説明から進めます。

辞書の説明

広辞苑での語釈はこうなっています。

絵の中へさらに他の絵を目立たないように描き込んだもの。さがしえ

目立たないように描き込まれているわけです。

例1:「金隠」

簡単な例だと、こういうやつです。

視覚を研究されている、立命館大学の「北岡明佳の錯視のページ」に、説明しやすい画像がありましたので転載しました。(リンク先も、視覚に刺激的でおすすめです)

2つの写真が組み合わされていますが、何と何が写っているか、わかりますでしょうか。

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金隠 ※画像は、隠し絵・かくし絵より

たいていの人は両方を切り替えて見ることができると思います。

いちおう「答え合わせ」しておきますと、次の2つです。

  • 京都の金閣寺
  • シドニーのオペラハウス

片方だけを知っている人の目には、どう映るのでしょうね。たとえばオペラハウスだけを知っていて、金閣寺を知らないオーストラリア人なら、この画像がどう見えるか聞いてみたいところです。

例2:何が写っているでしょうか?

こちらの例は、クイズ・パズル作家の中久木成一さんのサイトからです。

画像の中に何が隠されているか、わかりますでしょうか?

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※画像は、隠し絵 > 第8問 より
※オリジナル画像を180度回転し、天地を入れ替えています(難易度を下げるため)

一見してわからなくても、見方次第でちゃんと見えますよ。どうでしょうか。

安心してください。いま、私の目にははっきりと見えています。

どうしてもわからないという方は、同サイトの答えまでどうぞ。

隠し絵の面白さと不思議

隠し絵というのは、一度そこに隠されているものが見えてしまうと、見えていなかった頃の見え方が全然できなくなってしまいます。

先ほどまで隠しておりましたが、正直に申しますと、私は上の隠し絵が、答えを見るまでまったくわかりませんでした。何も見えてこない、逆マスプロアンテナ状態です。見えなすぎちゃって困るの(古い)。

しかしひとたび答えを知った今、見えなかった時と同じように見ることはもはやできません。なんでわからなかったのかしらんと不思議にすら思います。

隠し絵の、不思議で面白いところです。

金麦CMとは「隠し絵」である

檀れいさん出演の「金麦」CMシリーズも「隠し絵」です。

金麦CMの「隠し絵」とは何か。

それは、檀さん演じる「金麦女」が、精神を病んでいることです。

私はここで見えた

私が最初に「あれ?」と引っかかったのは、2013年11月オンエア開始の、「ウチのタコちゃん」篇です。

はんぺんを「ペンちゃん」、こんにゃくと昆布を「コンとコン」、タコに金麦を「タコちゃんとキンちゃん」って、ちょっとどうなのよと。

YouTubeに公式の動画もありました。

金麦『うちのタコちゃん』篇 15秒 檀れい サントリー CM|(2013/12/27公開)

数えてみると実に第49作目にして、です。遅いですね。

ちなみに当時こういうツイートもしました。

今となっては記憶があいまいですが、あるいは既にSNSからそういう説も目に入ってきていたのかもしれません。

「隠し絵」に気づいていた人たち(2010-2011)

この「隠し絵」、いつ頃から気づかれていたのでしょうか。「金麦 精神」とツイート検索して、さかのぼってみました。

比較的拡散されていたのは、2011年のこちらのツイートです。

そこからさらに過去にさかのぼります。

早い方は、2010年の「夏美人」篇(#23)あたりで勘づかれていたようです。

YouTube動画も埋め込んでおきます。

金麦『夏美人』篇 15秒 檀れい サントリー CM(2013/12/27公開)

12本目(2009年3月)からだった

さて「隠し絵」が一度見えてしまった目で見直すと、彼女の狂気がはっきり見え始めるのは、「ここから」でしょう。

シリーズ12本目、「丘の上から愛を込めて」です(2009年3月オンエア開始)。

金麦『丘の上から愛をこめて』篇 15秒 檀れい サントリー CM(2013/12/27公開)

見直してみれば、最初から最後まですっかり「そういう人」にしか見えません。

Twitter上でその痕跡は探り当てられませんでしたが、当時からリアルタイムで狂気を感じ取っていた方もいらしたことでしょう。

なんでこうなった? と過去へシリーズをさかのぼると、この伏線と言えるシーンもありました。それをここで語りだすと長くなりますので、詳しくはまた別の記事にて。

【PR】金麦女の「セリフ大全」あります。

手前味噌ながら、ここで研究用データとなる過去記事をひとつ紹介します。

第1作の「きんむぎ」篇(2007/06/16)から、現時点で最新の「あいあいな食卓」篇(2015/05/15)までの全58本分、「金麦女」のセリフをすべてテキスト化してあります。

これまで金麦女が何と言ってきたかを確認できますので、何かの折にでもご覧いただけますと幸甚です。

※なお、今後新CMの放送ごとにリンク先情報は最新にアップデートしていきますが、上の記述は更新せずこのままにします。ご了承ください。

まとめ

金麦CMの「隠し絵」が見えると、そこから見えてくる風景が、ぐっと豊かになります。

ただし、非常に怖いです。

あとがき:きっかけは、うちの「金麦スタイルフリー女」

最後に手前どもの話をします。

今般、遅まきながら「金麦女」の研究を始め、あらためて嫁に「金麦女ヤバい。怖い」と話したのですが、あまりピンと来ていない様子でした。

「ただテンションが高い人に見えるよ」

そんな反応です。どうも「隠し絵」がまだ見えていないようです。

あれ? もしかしてみんな、案外気づいていないんじゃないの? という軽い驚きが、この記事に着手した動機でもあります。

次回予告

別記事で、金麦のCMがどんな「隠し絵」になっているかを、代表作を挙げて詳らかに申し述べていく予定です。

なお、嫁は金麦があまり口に合わないようで、「新ジャンル」では《気分爽快》(森高千里, 1994)がCMソングのアサヒ スタイルフリー【プリン体ゼロ】を愛飲しています。残念。

こちらからは以上です。

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