「会社」じゃなかった。シンガポールの「Black Tidings」【東京五輪・裏金問題】

こんにちは。デザイン芸人「デザインや」です。

ゴッホより普通にラッセンが好きです(適当)。

自分なんかがホント生意気なんですけど、動物園や水族館に行くと、飼育展示されている動物たち魚たちはむろんのこと、それら以上に集まってきた人間どもを見て楽しむタイプです。

永野さんの節回しで言ってみます。

(音楽スタート)
♪~

チンパンジーより~ 普通に~ 一般人が好き~
イルカ
より~ 普通に、そう 一般人が好き~
はい!

そんなわけで、英紙ガーディアンの一報から俄然盛り上がってきた2020年東京オリンピック招致の「裏金」問題も、自分はといえば、うかつでテキトーでいいかげんなネット世間の騒ぎっぷりともども、ニヤニヤしながら遠巻きに見守っております。

でもって、この記事に書く「ニヤニヤ」ポイントは、シンガポールのアレです。

要約:Executive Summary

結論から述べます。日本語世界でのもの言いです。

  1. シンガポールの「Black Tidings」は会社組織ではありません。
  2. 努めて正確かつ誠実に言おうとするならば、それは「個人事業主の屋号」です。

なぜなら、シンガポール政府機関のARCA(会計企業規制庁)に登録されていた当該事業体のタイプが「Sole Proprietor」だった(らしい)からです。

この区分は、「法人格を持たない個人」を意味します。

ネット世間の騒ぎにニヤニヤ

ですので、たとえば「ブラック・タイディングス」みたいに、あたかも会社組織であるかのように捉えている言明を見聞きすると、ついニヤニヤしてしまいます。

それが「ふーんそんな認識なんだあ」とどこか小バカにして見下げたような感じに映るんでしょうか。親を相手にそんな態度を取ってよく非難されたのを思い出しました。

さればとて 石に布団は 着せられず(滝瓢水) ですわ。

この記事に書くこと

東京五輪招致をめぐる「裏金」疑惑のニュースに、招致委員会の「コンサル料」送金先口座名義として登場したシンガポールの「Black Tidings」。

下の相関図では赤紫色の円に相当します。

2016-05-15_1747

image from theguardian.com

ところでこの「Black Tidings」って、会社なんでしょうか?

というか何それ?

気になったので調べてみました。

さっそく発見が。「tidings」は「知らせ・ニュース」といった意味の英単語でした。

「Black Tidings」がなかなかシャレの効いた名前となっていました。

余談:五輪エンブレムはこれで決定

ちょいと脱線。「エンブレムはこれで決定」の呼び声もまた俄然高まっています。

 

i.imgur.com/aiEPM5s.jpg より

取ってつけた「TOKYO 2020」のワードマーク+オリンピックシンボルとのアンバランスがアレですが、ロゴマーク部分はそこそこイケてます。

出典はこちら:

2016-05-15_1920

【オリンピック】東京五輪招致で電通「買収」疑惑|2ch.net

書き込みがあった「553」の元のスレッドは突き止められませんでした。出典マニアなのにすまん。

検証結果

冒頭で述べた結論をくり返します。

「Black Tidings」は会社組織ではありません。

言わば「個人事業主の屋号」です。

補足:「会社ではない」とは

1点補足します。

「会社でない」「会社にあらず」と申しておりますのは、いわゆる幽霊会社とかダミー会社とかトンネル会社とか、あるいはペーパーカンパニーといった、「事業の実態がなく、登記上だけ存在する会社」という意味でではありません

ではなくて、ただただ単純に、

  • そいつは「会社」と言えない。

という意味です。

なのにそれを「会社」と呼んでるのってアレだなあ。という、シンプルな趣旨でございます。

じゃあ何なの?

くり返します。

嗚呼、新嘉坡(1986)
少年ナイフ
¥250

税制はじめもろもろ両国社会の違いもあろうところをあえて単純化して述べます。

「Black Tidings」の実態を、日本語世界でつとめて正確に表そうとするならば「個人事業主の屋号」です。本質的に、私がデザイン芸人の「デザインや」と自称しているのと何も変わりません。

(自分の“屋号”は税務当局に届け出てはいませんけれど)

法人格はない。たぶん。

シンガポールの「Black Tidings」に法人格はありません。

現在、過去、同様です。既に登録抹消されている2016年の現時点のみならず、何らかの事業活動を行っていた(かもしれない)過去のある時点においても、同じく法人格はありません。

……いや、ちょっと待った。厳密を期して断言は避けます。

若干マイルドに修正

断言を避けて若干マイルドに言い直します。

シンガポールの「Business Registration Act」(PDF)ならびにその他関連法令を十分に読み込んでおりませんので、法人格が「ない」と断言するにはまだ検討の余地が残っています。

そいつは「法人格を認めがたい存在」としておきます。失礼しました。

「企業」であっても「会社」ではない

いずれにしても、それは日本の中央官庁(総務省・経済産業省)の定義による「企業」ではあっても、「会社」とは言えません。

参考過去記事

「会社」「企業」両者の違いは以前記事にしました。詳しくはこちらへどうぞ:

シンガポールの「Black Tidings」を調べてみた件【調査プロセス】

シンガポールの「Black Tidings」を「会社」って言っていいの?

うかつでテキトーでいいかげんな世間の基準ならそれで全然構わないんですが、あいにくと私はそこでひっかかってしまいました。

そこで、出典にこだわる出典マニアのデザイン芸人が、なるべく原典に近いところまでたどって調べてみた次第です。

結論は既に述べたとおり「会社ではない」です。

以下、結論へ至った経過を記しておきます。

1.まずは「ググレカス」

ネットの世界には、たいがいのことに答えてくれるGoogleという「先生」がいます。

まずは検索窓に「Black Tidings singapore」と打ち込んで聞いてみました。

上位の検索結果のうち、「TOKYO 2020」の文脈と関係ないところで使われていたものがこちら。

2016-05-15_2319

BLACK TIDINGS (53067191C)|Singapore Business Directory

企業情報の概要が載っていました。これは、どういう趣旨のサイトなんでしょうか。

2.シンガポールの企業情報サイトから

同サイトの「About SGP Business」を読みますと、こう書いてありました。

All our content are aggregated from various sources over the internet, automagically filtered and scrubbed to present the most user information for individual and businesses sourcing for companies to work with.

大意を取っておきますと、当該サイトのコンテンツはインターネット上の各種ソースから収集されているようです。選別(filtered)・整形(scrubbed)は、なぜか自動的に(automagically)されている、らしい。

さて、今のところ他のニュース記事からは「Black Tidings」について「SGP Business」ページの記載内容と大きく食い違った情報は出てきておりません。

素性は不明ながら情報の精度にはある程度信頼を置いてよさげかも。

あの企業も載っていた

試しに、自分がほぼ唯一知っているシンガポールの法人名を入れて探してみました。

出てきました。→ EFFISSIMO CAPITAL MANAGEMENT PTE. LTD.

ちなみにこちらは、村上世彰さんの投資ファンドです。

Yoshiaki Murakami(2006)from bloomberg.co.jp; Photographer: Haruyoshi Yamaguchi/Bloomberg News

といったところで、解明は不十分ながら、こちらのサイトはシンガポール企業をある程度まで網羅し、正確な情報を提供しているものと判断しました。

検証:「Black Tidings」情報

前記「BLACK TIDINGS (53067191C)」に記載された情報について精査していきます。

具体的には次の各点です。

  1. 設立または登録の日付(Date Incorporation / Registration):4 July 2014 (Friday)
  2. 状態(Status):Terminated as of 4 July 2014 (Friday)
  3. 登録の種別(Registration Type):Sole-Proprietor
  4. 登録の住所(Registered Address):
    28 DAKOTA CRESCENT
    #04-74
    SINGAPORE (390028)

主に強調した部分について精査しました。結果は次のとおりです。

1.設立または登録の日付

「4 Jul 2014」は正当な情報とみました。

きっとこの日付は、「Black Tidings」が事業の停止(termination)を届け出た際のものでしょう。

他でも「2014年に解散」的な報道がされていたところからの、総合的なふんわりした判断です。

「2014年設立」ではないと思うの

ネットのニュースには、精査対象と同じ情報をソースとして採用したと思われるものもありました。

たとえば、

Black Tidings, a sole proprietorship that was incorporated in Singapore on July 4, 2014, has been the focus of allegations of corruption at the IAAF for years.

としたシンガポールのTODAY紙の記事「Man linked to Black Tidings secured cash deal for Asian Athletics」(2016/05/13付)がそうでした。

ただし「2014年7月4日に設立(incorporated … on July 4, 2014)」は事実関係を誤っているように思います。公的登録制度に関する記者の無知から来ているのかもしれません。詳しくは後述します。

新情報も

あと、次の日本語記事に初見の情報が出ていました。下線部あたりです。

【シンガポール時事】

シンガポール会計・企業統制庁によると、パパマッサタ氏の関連会社「ブラック・タイディングズ」は06年に個人事業として登録され、広告、経営管理、マーケティングコンサルタントを主要事業としていた。同社の登録は昨年抹消された。

出典:シンガポール当局、仏捜査に協力=東京五輪の招致疑惑|時事ドットコム(2016/05/13付)

登記情報の照会をかけた感じの書きぶりです。

「昨年抹消」と登録日付の「4 Jul 2014」とが食い違っているのがアレですけど、ここではスルー。

当ブログでは、精査対象の記載どおり2014年説を採ります。

関連「会社」となっているのも、もちろんニヤニヤと見守ります。

2.状態

ともかく、2016年現在の「Black Tidings」のステータスは「Terminated」、すなわち「事業停止」状態です。企業体としてのBlack Tidingsは既に終了しております。

たとえて言えば、2014年7月の時点で「廃車済み」という感じでしょうか。

補足:とにかく記録する登記

先ほどのTODAY紙の英文記事もそうでしたが、認知能力の低い世間の一部が「登録」事務の基本をわかっていない感がありますので、補足しておきます。

自動車の廃車手続きを例に

一般に自動車を廃車にするとき、管轄の運輸支局・自動車検査登録事務所で「抹消登録」が必要だというのをご存じでしょうか。

登記事務として、

  • 抹消登録=「廃車にした」という記録を登録する

のがポイントです。「抹消」といっても登録していた情報がすべて削除され消えてなくなるのではなくて、その一部が「残る」のです。

このあたり、自分自身で廃車の手続きをする人はさほど多くないでしょうから、あまり知られていない話なのかもしれません。

なお、細かく言うと自動車の抹消登録にも種類があって、俗に言う「廃車の手続き」は、正式には「永久抹消登録」です。

参考:自動車検査・登録ガイド >登録5.抹消登録|mlit.go.jp

Black Tidingsも同じく「抹消登録済み」

シンガポールの事業者登録の制度も「登記」と言っていいなら、

  • 「事業を停止した」という記録を登記簿に残す

というのが制度上のポイントです。要は「抹消」自体を記録するという登記事務が発生します。「抹消」だからといって、何もかも消去して「垢ごと削除→逃亡」みたいな話にはならないわけです。

戸籍の「バツ」にも似ている

やや類似度は下がりますが、あるいは別の例で言えば、離婚した人につく戸籍の「バツ」をイメージしてもらうのもいいかもしれません。

新しく戸籍を編製しない限り、書類上にバツは残ります。

3.登録の種別(タイプ)

「Sole Proprietor」って、初めて見ました。なんでしょうか?

検索してみると、JETRO(日本貿易振興機構)のサイトにこんな情報がありました。

大事です。ここ試験に出ますよ。※下線は引用者

3. 個人事業体および合資会社の設立
(1) 個人事業体(Sole Proprietorship)
1人の個人または法人により所有・登録された法人格を持たない事業体をいい、その所有者は経営上の損失、その他のリスクについて法律上の全責任を負う。

出典:シンガポール > 外国企業の会社設立手続き・必要書類|jetro.go.jp(最終更新:2016/02/08付)

所有者(proprietor)が単独(sole)で全責任を負うから「Sole Proprietorship」だと理解しました。

アメリカの定義も同様

米国SBA(中小企業庁)の「Sole Proprietorship」の記述も同様でした。

It is an unincorporated business owned and run by one individual with no distinction between the business and you, the owner.

要点は

  • 法人格を持たない(unincorporated)
  • 1名の個人(one individual)が所有し運営
  • 事業主体(the business)と所有者(the owner)の区別がない

といったあたりでしょうか。

You are entitled to all profits and are responsible for all your business’s debts, losses and liabilities.

  • 成果・利益も、損失・負債も、ぜんぶ自分の責任

なわけです。

4.登録の住所

住所の情報も正当のようです。

既に現場に「凸」(突撃)した記事が複数出ています。

(1)日テレNEWS24

自身のツイートを埋め込んでおきます。

民放のニュース記事はすぐ消えてしまいがちなので、保全目的でくり返しておきます。

「(Q捜査当局と話した?)全面的に協力しています。(会社は?)もうありません」-会社の元代表を名乗る男性はこのように話す一方、業務内容や日本側から受け取った金額については「話したくない」などとして答えなかった。

出典:五輪招致問題 元代表「会社はもうない」|日テレNEWS24(2016/05/14付)

ここまでの情報と整合は取れています。

動画の画面キャプチャも取っておきました。(クリックしても何も起こりません。念のため)

2016-05-16_0152

(2)TODAYonline(シンガポール)

ガーディアン紙の第一報を受けて、シンガポールのTODAY紙も追いかけ取材をしていました。

出典:CPIB helping French authorities in investigations on Singapore-linked Black Tidings account|TODAYonline(最終更新:2016/05/13付)

「凸」レポートはこのあたり。

When this newspaper visited the flat, a woman who identified herself as Mr Tan’s mother said that her son occasionally stayed with her when he was not working overseas. She declined to provide more information.

【拙訳】
本紙記者がアパートを訪ねると、タン氏の母親と称する女性が応じ、息子が[海外での仕事から戻り]国内にいる時もたまにしか自分と一緒にはいないと述べた。あとはやんわり断られ、これ以上の情報は得られなかった。

(3)NHK

「凸レポート」3つめは、NHKのものです。

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出典:五輪招致巡る問題 明らかになった発端は|NHK NEWS WEB(2016/05/13付)

この会社の所在地として、シンガポール東部にある公営住宅の1室が記載されていて、NHKの取材班がこの場所を訪ねたところ、男性の家族とみられる女性が応対し、男性が住んでいることを認めました。そのうえで、「自宅にはめったに帰ってこない」とだけ話して、それ以上の取材には答えませんでした。

前述のTODAY紙とネタがかぶっているので、独自取材の結果か、同紙の横流しかは判別しかねます。

ただし次は、知る限り他になかった新情報です。

また、近所に住む女性は「家族は知っているが男性に会ったことはない。この公営住宅で会社を経営している人がいるなんて聞いたことがない」と驚いた様子で話していました。

でも、わりとどうでもいい。

プチ「メディアスクラム」を憂慮するの巻

ここらはメディアの功罪相半ばといったところです。

知りたい側からはいろいろ知れてありがたい半面、「取材」される側からすれば、いったんメディアに報道されるや、あちこちから散発的に別メディアに押しかけてこられ、その都度その都度対応を迫られている状態です。いい迷惑です。

決して望んではいませんが、自分がいつなんどきそんな境遇に置かれても乗り切れるよう、何か策を講じておかないといけません。

おまけ:「ダコタクレセント」に萌える

おまけです。個人的な萌えポイントが生まれました。

シンガポール・スリング(2015)
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ほとんど自分だけの感覚なんでしょうけど、登録の住所「Dakota Crescent 28」付近をGoogleストリートビューで見ていると、なんかそそられました。

2016-05-16_0212

行ったことも見たこともなかった場所なのに、どこか懐かしいというか、ある種の郷愁をそそられるんですよね。

「Dakota Crescent」を検索してみると、こんな情報が。

Dakota Crescent comprises 17 low-rise flats built in 1958 by the Singapore Improvement Trust during the British colonial days.

【拙訳】
ダコタクレセント(Dakota Crescent)は、17棟の低層集合住宅からなる。英国植民地時代の1958年に当時のSIT(シンガポール改良信託)により建設された。

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出典:Long-time residents of Dakota Crescent turn tour guides|the new paper online(2016/02/15付)

おお、まさにレガシー!

ジャンル的に、完全に「住宅都市整理公団総裁」として知られる大山顕さんの担当方面でした。

少しだけ「萌え」の来し方が解明できた気もします。

付録:東京五輪招致「裏金」問題の経緯【リンク集】

以下は付録です。主な参照先をリンク集としてまとめておきました。裏金問題の輪郭を把握するのに役立つかもしれません。

◆「疑惑」の発端(英文)

既に述べたとおり、英紙ガーディアンのWeb記事が発端です。

◆(和文)

記事筆者である同紙記者のOwen Gibsonさんは、日本国内の取材をFACTA誌と組んで行っているようです。「阿部重夫発行人ブログ 買われた? 東京五輪」のシリーズをリストにしておきます。

以上が、関与組織への質問と回答です。

フランス当局が捜査に着手した旨を伝えています。

ただひとつ残念なのは、これらの続編となる

で、ガーディアン記事内の図について「国内メディアは電通を消して報道」という事実誤認をそのまま書いてあることです。提携相手の記事本体の確認すらしていないようで、もったいない。

要はこういう話なんですけどね。

コピペですまん。

◆WADA独立委員会の調査報告書(英文)

#1、#2とPDF文書が出ています。WADA(World Anti-Doping Agency)のページ:

から入手できます。

で、東京五輪招致をめぐってあやしいカネの流れがあったことが、#2の脚注36(文書p.39)で示唆されています。そこを仏当局が捜査し事実確認を行っているという流れです。

◆「乗り遅れた」皆さま向け?

日本語の記事では、BuzzFeed Japanによる次の2つを押さえておけば、だいたい5/13(金)までの経緯が把握できるかと思います。

いずれの記事クレジットも「石戸諭」「山光瑛美」の連名となっていました。

◆招致委代表者からのステートメント(5/13)

後者には、招致委員会の元理事長・元事務局長連名による「東京2020招致活動に関わるステートメント」全文の画像ファイルが載っていました。転載しておきます。

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◆NHKニュースによる問題の背景解説

また、こちらのNHKニュース内「招致委員会 その役割と活動費」のくだりで問題の背景が端的に解説されており、参考になります。

さすがの説明力です。

エンディング~まとめに代えて

まとめに代えて、ゴキゲンなこの曲でしめくくります。

世界はややこしい それでもマシだぜ 君より

シンガポール・スリング(2015)
クレイジーケンバンド
¥250

アルバム「もうすっかりあれなんだよね」収録曲です。

運命(さだめ)のボタンは 押すのか 或いは外すのか

とばかりに開催返上を迫る声も日増しに高まる、「もうすっかりあれなんだよね」なTOKYO 2020にふさわしい、デザイン芸人イチ押しのテーマ曲なのでございます。

「シンガポール・スリングちょうだい」
すべては君の意のまま OK ラ
こんな理不尽な愛 それなら 病み付きにしろよ

シンガポールスリングちょうだい ♪~

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そんな、行間に込められたストーリーを「酌む」風潮に真っ向から異を唱え

♪~

スリングより~ 普通に~ ラッフルズが好き~

編集部

どん底も経験 永野の冷めた芸人観「お笑い20年って変態」|日刊ゲンダイDIGITAL(2016/05/12付)より

おわり

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