【リスト】山種証券「ほうれんそう」からのベジタブルシリーズ(1982-1985)―報連相(3)

こんにちは。タイトルの件、リストにしました。

おさらい

シリーズ報連相

前にこちらの2つの記事を書きました。

ここへきての第3弾です。

報連相の始まり

報告・連絡・相談の頭文字を取った「ほうれんそう(報・連・相)」という言葉は、山種証券の社内キャンペーンが始まりです。昭和57(1982)年のことでした。

同年の3月から、毎月一日を〝ほうれんそうの日〟として、社員全員に野菜のホウレンソウを配るというもので、これが社外でも大きな評判となりました。

そこから30有余年、いまや「報連相」は、クソみたいな会社のクソ従業員までもが使う言葉となっています。

社史にも残る

同社の社史『山種証券五十史話』(1984)でも、年表の1982年3月1日のところで「ホウレンソウの日 ベジタブルシリーズ始まる」と記されていました。(「五十年のできごと」)

素人にはオススメできない図書館で見てきました(レポート)。

ベジタブルシリーズとは

「ベジタブルシリーズ」とは、〝ほうれんそう〟の定着を目指した一連の社内キャンペーンの名称です。

社内へのスローガンの提唱と、それを野菜で表現するという運動を、「半年ごとに変えて三年続ける」と宣言していた (p.44)

と、当時の社長山崎富治(1925-2014)は、著書『ほうれんそうが会社を強くする』(1986, 1989)で述べています。

山種証券の「ベジタブルシリーズ」(1982-1985)一覧

同書から、3年分のシリーズタイトルを一覧にしました。

  • 1982・前半「ホウレンソウ告、絡、
  • 1982・後半「かいわれ大根切に、気よく
  • 1983・前半「小豆こまめ
    ※月ごとに「小豆」「大福」「最中」「あんみつ」「赤飯」「あんパン」を配付
  • 1983・後半「シイタケ」 〝しく 康〟
  • 1984・前半「キウリ」 〝力、ち込み、っぱなヤマタネ〟
  • 1984・後半「ネギ」 〝バー・ブアップ〟
  • 1985:「ホウレンソウ」 原点に戻って
    ※ホウレン草スパゲティを配付

まとめ

「ほうれんそう」の一大ヒット後も、山崎富治社長がずっと「打席に立ってバットを振り続けていた」ことがわかります。

「ほうれんそう」とは、ダジャレ好きだった山崎が飛ばした、生涯最大のヒットだったと言えそうです。

次回予告的な

読んで驚いたのですが、今の目線からは、この第2弾が単なる「大根」ではなく「かいわれ大根」に決まった経緯がひどすぎました。

つづくかも

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