都内で生活保護の受給が始まって離婚したがっている嫁への手紙

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嫁へ

はじめに

岸部四郎さんの「カネしかないな!」は、まさしくこの世の至言ですね。

まず、利害の対立のない部分から片づけましょう。こちらにあるあなたの家財を送ります。送り先を指定してください。

居場所を知られたくないのであれば、代理人の事務所等、どこか経由地となる地点を指定してください。

送付先(経由地)までの運送の手配と費用は、こちら負担で構いません。

エスケープミニの置き場所はありますか?

あるいは家財のうち「取り急ぎ」の品を送る形での「分割送付」も可です。ちょうど引っ越しシーズンであり、希望どおりの手配がかなわない可能性もありますので。

その場合、宅配便で送れる分量を先行でまとめます。目下必要としている品をお伝えください。分割送付は全体で2回までなら応じます。

その他詳細については、別途打ち合わせしましょう。>弁護士の**様

さて、お手紙拝読しました。次の2点について回答します。

  1. 離婚したい
  2. この夫婦関係は不健全

僕からの回答は次のとおりです。

  1. 応じかねます。
  2. そう思っていた時期が僕にもありました。

以下、順を追って説明していきます。しばらくお付き合いください。

回答1の理由

推測される、その動機と目的に賛同できないからです。

まず、あなたがなぜ離婚しましょうと言い出したか、その動機と目的は何なのか、自分なりに分析して考えてみました。

次が僕からの解答です。採点してみてください。

それは目下の境遇における「不協和のつじつま合わせ」のためです。端的に述べると「『生活保護を受けている自分』に合わせるため」。そう見えます。僕からすれば、とんだとばっちりです。

あなたが実家を出て、生活保護を受け一人住まいを始めたと聞きました。

つまりあなたは、

  • お金ない
  • 実家居たくない
  • 体じゅう具合悪い
  • かかる医者はなじみがいい
  • やっぱり東京に居たい

という諸問題への解として「都内で生活保護を受ける」を採択したわけです。

また「国および自治体」は、あなたにとって「どこからお金を得るか」の相手方として、配偶者・母と妹・その他係累よりも適切です。諸費用を負担させることに対し、自分自身で感じる内心の苦痛が少ないからです。

悪い解ではありません。上記諸問題のいずれも解決に向かえます。そうでないにせよ悪化は防げます。僕にその発想はありませんでした。

この答え、何点?

とすると、不整合が生じます。そこで配偶者がいては、都合が悪いからです。

  • 離婚→生活困窮→生活保護 は、受け入れられやすいストーリーですが
  • 生活困窮→生活保護→(離婚) は、道理が通らない無理があります。

婚費の分担、協力義務はどうなったの?という話になってくるからです。

あなたはそれを整合の取れるストーリーにしないといけません。離婚を主張するならば、より積極的な、婚姻を継続しがたい重大な事由がなければいけません。

現在の夫婦関係について

こちらがひとつ譲歩のできる事項としては、離婚を求めるあなたからの手紙を受け取った時点を「夫婦関係が破綻した」開始時点とすることです。

主観的にみて破綻していると私は認めませんが、今後必要に応じて主張を尽くした上で、裁判所が最終的にそう判断するなら、異議を唱えるつもりはありません。

ここであなたが「とっくに破綻していた」と主張したいとすれば、「以前からの不和」を捏造することになります。やがては

  • 「またバンコクのメリディアンホテルの朝食ビュッフェに連れて行ってほしい」
  • 一緒にものまね動画の企画構成を考えて、自分で衣装とメイクを段取りして撮影、投稿する。そんな「毎日が楽しくてしかたがない」

これらも出まかせの嘘だったと主張しなければならなくなります。

それはお互いにとって非常に悲しいことです。

回答2への補足説明

「この夫婦関係は不健全である」。その主張に対して同意できる部分を探してみました。

同意できたのは1点、「入ってくるお金がほとんどない」という家計の経営上の問題においてです。持続可能な現状ではないからです。不健全ですね。

あとは思い当たりません。

そもそも、あなたが描いている「健全な夫婦関係」って、どんなの?

そういえばそんな話、お互いあまり話題にしてきませんでしたね。

先に「そう思っていた時期が僕にもありました。」と回答しました。

僕が東京にいた頃は、あなたの言葉を借りて言えば同じく「不健全な夫婦関係」だなと思っていた節もあります。

その具体内容が世間並みからは違っていたにせよ、夫婦のあり方として、自分が何らかの「こうあるべし」という規範を持っていたこと、そんな自分の規範から外れているあなたを責めていたこと、これは否定できません。

第一次の離婚裁判のかたわら現住所に転居したあたりから、もうそういうのはやめました。

人の弱さ、ダメさ、だらしなさ、怠け、愚かさetc. そういったものを許そう、肯定しよう、できるなら愛していこうと考えるようになりました。

あなたのではありません。まずは「自分の」です。

僕の場合そうすることで不健全な夫婦関係への疑問を解消させました。

まとめ
  • 当分の間、別居の解消は主張しません。
  • 当分の間、婚姻の解消にも応じません。

そこをあえて離婚を志向した協議および諸手続を進めていくことは、僕には得策には思えません。少なくともこちらはめんどくさい。僕は残る人生の時間を、あまりそんなことに使いたくないです。

金銭面であなたの力に、支えになりきれなかったこと、自分も不甲斐なく思っています。むしろ費やすべきは、家計の経営再建への努力です。

しかしあなたは、別居してひとり生活保護を受け始めたいま、「そんな繰り言を」と一笑に付して、稼ぎがなく生活費も満足に負担できない夫のことなど、放っておけばいいのではありませんか。

近隣諸国との領土問題と同じです。当分棚上げし、帰属については知恵ある後世に委ねることにしませんか。存続が前提の国家と違い、僕ら夫婦は一代限りです。放っておいても、もうじき人生終わります。

  • 今ここで離婚することの、あなたのメリットは何でしょう。
  • 同じく、離婚できないことの不都合は何でしょう。
  • そして現下の問題を解決するための手段として、あなたにとって離婚が最適な解なのでしょうか。

離婚を求めるならこれらの点に対してもっとアピールしてくれないと、こちらも歩み寄れません。

最後になりましたが、お体おだいじに。

こちらからはひとまず以上です。 

ヤシロタケツグ 拝

追伸1:いまも上島竜兵さんを目指せていますか? 気がかりです。
追伸2:上の部屋の**さん一家、4月末で退去するそうです。

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