一般人よ、フェイク対策は宅配ドライバーに学べ【無料公開版】

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『情報に振り回される一般人のためのフェイク入門』の「はじめに」を無料公開します。

はじめに:ごあいさつ

見てきた物や聞いた事 今まで覚えた全部
でたらめだったら面白い そんな気持ち分かるでしょう

――情熱の薔薇(1990)(詞:甲本ヒロト)

情熱の薔薇 (リマスター・バージョン)
THE BLUE HEARTS
¥255

フェイクのことをもっとよく知れば、フェイクともっと付き合いやすくなると思うのです。

ところが世に出回るフェイク対策ときたら、遠回りで的外れなものばかりが幅を利かせているありさまです。非常にいかんです。
なので不肖この私が書くことにしました。大したことではありません。ちょっとしたことです。

宅配ドライバーに学ぶ、フェイク情報のトリセツ

一般人が情報を扱うときのお手本は、宅配事業者のドライバーです。

一般人は、ちょうど宅配事業者のドライバーが荷物や信書に対してやっているのと同じやり方で、情報を取り扱えばいいです。フェイク対策としてはそれで十分です。

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※写真と本文はあまり関係ありません

「同じやり方」とは?

宅配事業者が預かった荷物や信書を取り扱うとき、注意していることとはなんでしょうか?

  • 預かったときの姿そのままでパッケージを届ける。
  • もっぱら関与するのは、ラベルに表示された「差出人」「あて先」「品名」。
  • 基本的に、その中身には関与しない。

こんなところではないでしょうか。

一般人が情報を取り扱う際の心得も、これと共通しています。

これだけ覚えておけば、法令で乙種第7類に分類される「情報」という危険物の取扱者になれます。ウソ。そんな分類ない。
宅配事業に関しては素人なので事実と違いがあれば指摘してください。

「低レベル処理」を説くフェイク対策の愚

ネット世間に、デマ・フェイク対策を説くページは数多くあります。Google検索結果に上位表示されたものをいくつか見ました。おおむね妥当に感じる内容ではあるものの、不満が残りました。全体に一般人の能力を高く見積もりすぎていたからです。

不満が残る代表として、公的なサイトからの発信を2つ取り上げます。

たとえば、警視庁の「不確かな情報に惑わされないために

疑わしい情報に惑わされないために 警視庁

には、「不確かな情報を判断するためのヒント」がリストアップされていました。

あるいはまた、総務省の「情報通信白書 for kids」には、こうありました。

信らいできるメディアかどうかを確認(かくにん)した上で広めるようにしましょう。

友だちが言っていても、多くの人が言っていても、みんながだまされている可能性(かのうせい)があります。(略)うわさ話が本当かどうか確認せずにSNSで広めてはいけません。

出典:フェイクニュース・デマって何?

情報通信白書 for Kids:インターネットの安心安全な使い方:フェイクニュース・デマって何?
総務省の小中学生向けホームページ「情報通信白書 for Kids」へようこそ!このWebサイトは、小中学生向けにインターネット、モバイル通信など、私たちの生活になくてはならない様々な情報通信メディアでできること、しくみや、利用上の注意などについて理解を深めてもらうことを目的としたサイトです。

ちょっと待ったー!と、ねるとん紅鯨団ばりに言いたくなります。古すぎ!

異議ありまくり

  • 不確かな情報を判断する
  • 信らいできるメディアかどうかを確認
  • うわさ話が本当かどうか確認

ですって?

断言します。一般人に求めるハードルが高すぎです。高すぎ、高杉、高杉ぃ〜開〜発ぅ〜です。

だいいち、その「判断」やら「確認」やらの確かさを、クソ一般人が何をどうやって担保するのでしょうか?

一般人ならむしろ「ハイレベル対策」を

情報を「確かさ」の次元で論じると、こうして落とし穴にはまります。

それに代わるやり方として、不肖の私からはるかに簡単な方法を紹介します。

それは「ハイレベルなところで考える」という方法です。

ハイレベルなところ。すなわちその情報の

  • 内容ではなく
  • 形式に注目する

というやり方です。

フェイク「ハイレベル対策」まとめ

情報について一般的に言えることとして

  • 人は、その内容の真偽を判断できません。
  • しかし、「フェイク式」の形式を保っているかは判断できます。
  • だから、形式的に取り扱いましょう。

取り扱い方は、宅配事業者のドライバーさんたちがお手本だと述べました。要点をくり返します。

  • 預かった荷物の姿を保ち「そのまま」届ける
  • 貼付された「ラベル情報」にだけ注意する
  • 基本的に内容物には関与しない

業者と違い、一般人が「情報」という名の危険物を取り扱うケースの多くは、業務と無関係です。それでもなお、次のように言えます。

  1. 預かったら、ラベルの「差出人」「品名」だけ確認する
  2. 業者じゃないので誰にも届けなくていい
  3. 届けるときは「そのまま」
  4. 「そのまま」には「ラベル情報」も含む
  5. 「開封」行為はハードル高すぎ

一般人ならこれだけわきまえて実践できれば十分です。

くり返します。情報は、危険物です。

次回予告

フェイクのことを考えて、「フェイク式」として理論化できたので説明します。

数理的に言うと、フェイクは「フェイク式の崩壊」により起こります。

ここから先は有料です。それもフェイクです。

つづく?

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