林修さんの文才査定授業をテキストにしました(2)(プレバト!!2013年11月21日OA)

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11月21日放送の「プレバト!!」に林修さんが出演され、出演芸能人が50字以内で書いたPR文を添削されていました。(1)のつづきです。

【出演者】
【コミッショナー】
浜田雅功
【アシスタント】
枡田絵理奈(TBSアナウンサー)
【ナレーター】
銀河万丈

【出演】(50音順)
秋元才加
板尾創路
大友康平
栗原類
児嶋一哉(アンジャッシュ)
芹那
中尾明慶
野間口徹
藤本敏史(FUJIWARA)
YOU

文章の才能アリ?ナシ!?ランキング(つづき)

問題「今年の活躍を50字で」

児嶋一哉のPR文をレビュー

児嶋だよ!のギャグが
鉄板の大ウケ。
一昨年の結婚で
活躍の場を広げ
ドラマ「ちびまる子ちゃん」の
父役も好演
(50字)

浜田「これ皆さんどう思います?」

秋元「鉄板の大ウケ?」

浜田「鉄板の大ウケが、まその…」

児嶋「いやいや、オープニングでもほら、児嶋だよドカーンってあったじゃないですか」

浜田「ありましたかね」

児嶋「ありましたかねじゃないんだ。ありました。ありました」

板尾「あの、一昨年の結婚でっていうのがよくわからないですけど」

児嶋「これはですね、ちゃんと意味があるんです。結婚したことによって、今まで来なかったそういうお父さん役とかも来て、幅が広がったということを、言いたかった」

第4位 児嶋一哉 (才能アリ)

児嶋「才能ほら、ほらー。(隣の藤本に)ほらど凡人」

ナレーション)意外にも才能ありの評価。しかし林先生によると、オンリーワンの話をいくつ書くかで、児嶋のアピールはもっとよい文章になるという

林先生の文章テクニック(5)

オンリーワンを(2個)書いたら十分

「はい。まあ4位っていう順位はいいと思うんですけど、才能アリか凡人かはちょっと迷ったんです。もうぎりぎりです。引っかかったぐらいです」

「まずこの文章の特徴としては、完全に(2行ずつの)3ポイントです。でやはり3ポイント詰め込むと、よほどうまくつなげない限り、内容がよくわかりにくくなっていて、先ほど板尾さんもおっしゃったようにですね、なんでこうなるの?ということなんですよ。でご本人はですね、結婚したからその父親役がって言うんですけど、別にお父さんになったわけじゃないですよね」

児嶋「子供はまだいないですけど」

「そうですよね。だから、なんでそこで父役が来ることになるんだろうか。だからここにほんとに論理関係があるのかどうかがよくわからないんですが」

浜田「なるほどね。子供がおるとか息子がおるなら」

「ええ。ですから、まあよくわからないままに、勢いで押し切る、まあ芸風そのものの文章と」

児嶋「ちょっと待って。才能アリなんじゃないんですか」

藤本「あと、勢いで押し切れてませんけどね」

児嶋「おかしいでしょ。言われ方がど凡人の言われ方じゃないですか」

「いや、そうは言ってもですね、やはりこれ(鉄板ギャグ)はオンリーワンですよ」

藤本「でも先生それ、ウソじゃないですか」

「まあ若干、それも感じますけれども。いちおう自己申告をそのまま受け入れました。で、こちら(父役)がですね、やはりどういうことかをはっきり具体的に出てます。今までコントをやってこられた方が、俳優として活躍の場を広げられてるということで、2ポイントを明確に示せばもっとよかったのに、よくわかんないままに3つ詰め込んじゃったっていうところが惜しかったんですが。まぁ、やはり、でもこことここ(ギャグと父役)のインパクトを見て。ほんとにいちばん迷ったのが児嶋さんの答え」

林先生の添削文

「児嶋だよ!」という
ギャグが大ウケし、
一方「ちびまる子ちゃん」
での好演等、
俳優としての
地歩を固めた。
(50字)

児嶋「地歩。難しい言葉ですね」

「ちょっとその、足場を作ったと。基盤を固めたと。ということなんで、ここ(結婚)切りました。ない方がやっぱりすっきりすると思います」

浜田「ぎりぎりでも児嶋が4位やからなあ。ど凡人が4人おってもよかったかもわかれへんぐらいのとこでしょうね」

「そうですね。ま、ぎりぎりですけど、入れておきましょう」

児嶋「いやいや、才能アリでいいじゃないですか」

浜田「シーーッ」

藤本「ぎりぎり芸人やもんなあ」

児嶋「ぎりぎり芸人じゃねえよ。ばりばり芸人だよ。ぎりぎりじゃないよ」

ナレーション)欲張りすぎだった児嶋の文章に対して、ポイントを2つに絞り込んだ林先生。さらに、「地歩を固めた」と締めて今年の変化も盛り込みました

第7位 YOU 40点

藤本「あんだけ俺に悪口言うといて。かっこわるー」

浜田「ゆうても作詞もしてたわけでしょ」

YOU「もう、自分の曲はほぼ全部ですし、他のシンガーの方にも。なので、もうこれはちょっと…まあ、なんかね、申し訳ない」

浜田「何を言うとんねん。なんやねん」

ダウンタウンさんの番組で
沖縄に呼んで頂いたり、
松本さんのR100にも
出演させて頂き
今年も
皆様に感謝。
(50字)

YOU「ぶっちゃけあたし、芸能生活させていただいてきたなかで、いちばん活躍しないんです今年。マジなんもしてないんですよ今年。ふつうにバラエティのお仕事を、させて、ちょっと特筆することなんにもしてなくて」

ナレーション)オンリーワンなど、特筆すべき活躍がないというYOUだが、林先生によれば、それでも簡単にアピールができるという。林先生直伝、変化やオンリーワンがないときの文章テクニックは、逆に???を盛り込むこと

林先生の文章テクニック(6)

オンリーワンがなければ(着実性)を!

「まああのう、悩ましい解答ですよね。どうつけていいか。先ほど5W1Hで、どこで何かをやったかってことを書いていただきたかったのに」

YOU「ほら、ダウンタウンさんの番組で沖縄」

「まあ確かにそうなんですけど、これどこで発表するかを意識して書かれた文章になってますよね。ただやはり一般向けのPRとしては、まあ結局は呼んでもらって映画に出たとちょろちょろっと書いてあって、これも、ねぇPRとしてはこれいらないですね」

今年も皆様に感謝

「こういう内容いらないんで、で、先ほどおっしゃってたように、なんにもなかったと言いながらもバラエティのお仕事は着実にこなされてたと。そういったことを書いていただいた方が」

林先生の添削文

レギュラーを4本抱えて
バラエティでは
安定感を示し、
松本監督の
『R100』にも出演して
演技力をも見せた一年。
(53字)

/* 字数オーバーの気が… */

YOU「全然違うわ」

板尾「安定したとか、なんかそういうなんかね」

YOU「全然違うんですね。そうか」

YOU「うわあダメだ。ど凡人すわ。そりゃあど凡人っす」

ナレーション)オンリーワンのエピソードや大きな変化がなくても、着実にやってきたことを書く。これが柔らかい発想です

残りは5人

第8位 芹那 35点

芹那「危なかった最下位じゃなかった。最下位だったらどうしようと(思った)。よかったー」

やりたかった演技や
モデルの仕事が
出来ているので
充実している。
もう少しどんなことにも
慣れるといいな。
(49字)

藤本「なんやねん。いや、これ『今年の活躍』やで」

板尾「なんや、お母さんへの手紙みたいやな」

「おっしゃるとおりです。けっこう下3人ほんとにひどいんですよ、ええ。まあ唯一ほめるところがですね、ちゃんと「ので」で、こういうのができて充実してる。でもどう充実しているのかも、もう少し、まあ一応やりたかったっていう従来の思いであるとかも書かれてはいるんですけれども、まあ演技であったりモデルの仕事であったり、ここ、これをただ書くだけではアピール力は非常に低いと。で皆さんお気づきのようにこれまったくいらないと」

もう少しどんなことにも
慣れるといいな。

枡田「無駄な」

「はい無駄ですね。ふだんこの記述答案なんかを作成してますから、50字をぎりぎりまで生かしきる、そういう努力をしている生徒の答案と比べると、もう、この無駄遣いぶりはなんなんだと」

芹那「ええそんなに? うそー」

芹那「きっちり使ったんですけどね50字」

浜田「無駄遣い、無駄遣いです」

林先生の添削文

念願だった女優や
モデルの仕事で躍進を示し、
上半期テレビ出演
女性部門で
8位にランクインした
充実の一年。
(50字)

「ですから、(添削前の)この内容は最初の2行でもうだいたい言えちゃってるんです。でまあプロフィールをいただいてたんで、それを見てたら、せっかくそんなふうにアピールするポイントがあるじゃないかと見つけたんですよ」

176番組出演で8位(ニホンモニター調べ)

/*
ランキングはこちらで参照できます。
プレスリリース > ニホンモニター 2013上半期タレント番組出演本数ランキング発表(2013年7月16日)

字幕スーパーで出所を示してもらっていたのは、出典マニアとしてうれしいです。

ちなみに林修さんもこのなかで「2013年上半期ブレイクタレント」部門に名を連ねていました。
*/

「ここでひとつ、あのう覚えていたただきたいのは、(板書しながら)やはり数字を用いると、8位であるとか176本であるといった数字を用いると、非常に説得力が増します。せっかくこれだけの材料があるんですから、これはうまく使っていただきたかったなと」

芹那「いやあ、調べてくれてありがとうございます」

藤本「調べて?」

林先生の文章テクニック(7)

(数字)を使えば説得力アップ!

ナレーション)数字に説得力あり

第2位 板尾創路 85点

バラエティは勿論
ドラマ映画に
多忙な一年でした!
芸人俳優の枠を超えた
新たなステージに
到達しました!
(48字)

「まああの、正直申し上げると、ここ前半はもう少し具体的にどういうドラマであったかとか映画であったかっていうのはほしかったんですけど、まあでも字数を考えるとちょっと。ですからもうそれはしかたがない。こちらがそういうふに具体的に書けない条件を出しているわけですから、ですからまずこういうふうに具体的に活躍されたと。やっぱりパンチ力があるのが、ここですよね」

芸人俳優の枠を超えた
新たなステージ

「芸人俳優の枠を超えた、もう全然、違うステージに行ったと。これはもう先ほど申し上げた(板書しながら)オンリーワンという感じが、あオンリーワンですね、のがはっきり出てるんで、後半のインパクトで。ポイント的には前半後半で2ポイントで、後半のインパクトでもうぐっと、アピールして高得点ゲット」

「書き慣れてらっしゃるなっていう、文章です」

林先生の文章テクニック(8)

(オンリーワン)で勝負

ナレーション)オンリーワンはやはり強い。バラエティだけではなく、ドラマ、映画にも多忙だったことが具体的に書かれた前半。そして、既存の枠を超えたというオンリーワンの内容が書かれた後半。見事な構成で今年の活躍を存分にアピール

林先生の添削文

枡田「ただこれもちょっと手を加えるとさらによくなると」

「でもそんなにもう、できあがってるんでそんなには変わらないですよ」

バラエティは勿論
ドラマ、映画と
マルチに大活躍。
遂に既存の芸人や
俳優の枠を超えた
新たなステージに到達!
(50字)

「もうあんまり変わんないです。もう上に届いてるんで」

板尾「あのひとつ言うときますけど、ほんまに思ってるわけじゃないですよ」

藤本「えっ?」

板尾「そんなおそれ多いもんじゃ。まあ自己アピールですから」

藤本「俺ってこんだけすごいんやぞ、ぐらいが、いいんすかやっぱり」

「アピールですからね」

板尾「アピールやからさ、消極的になったら、あかんと思ったからまあ、恥ずかしいけど、書いた」

浜田「さあ残ってるのは3人」

枡田「1位、5位、最下位という」

浜田「秋元さん、中尾君、大友さんということですね」

浜田「ど凡人埋めましょうか。ど凡人埋めましょう」

第5位 大友康平 60点

藤本「いじりにくいわもう、大友さんど凡人やったら」

唄う事、演じる事、話す事、
与えられた機会を
ひとつずつ
精一杯に表現!
歌手として俳優として
今年も充実。
(49字)

ナレーション)作詞を手がけるうえに教員免許を持つ大友が、自らの特徴を余すことなく伝えた文章に見える。しかし林先生の評価は意外にも、ど凡人。大友の文章をよくするには

林先生の文章テクニック(9)

(重複)表現は避けるべし!

「見てお気づきだと思うんですけれども、結局唄う事っていうのは歌手ですよね。で演じる事は俳優ですから、はい、そうなんですよ。かぶっちゃってて、だいぶ字数損してますよね。でしかもじゃあどういうふうに唄ったのかどういうふうに演じたのかっていう具体性もないんで。まあこれ確かに前半でおっしゃってることと後半でおっしゃってることは若干ニュアンスが違うんで、2回お書きになったのもわかるんですが、これは、やはり1回に縮めて、何かもうひとつこうインパクトのある内容があった方が、アピール力がアップします」

林先生の添削文

唄い、演じ、語る―
どんな場面でも
常に全力投球。
その熱い思いは
被災地にも届き、
円熟の輝きを見せた一年。
(50字)

藤本「うわー。フォルテシモ」

大友「だいたい俺が言いたかったことはこういうことなんですよ」

浜田「なにを言うてますねんな。書きなはれじゃあ」

大友「ちょっと恥ずかしいんでちょっとこう、まあふつうに書いてしまったかなと」

「まあいただいたデータで、チャリティライブとかやってらっしゃるっていうのを、使わせてもらいました」

大友「でもやっぱりね俺なんか、なんか昭和生まれのね、なんかあれだと、なんかあんまりアピールしちゃいけない。だ(から)今年はこういう年だったっていうことを、どうしてもこう、置きにいっちゃいますね」

大友「やっぱりインコースえぐんねぇとな、150kmだな。ほんとスライダーだよな。どうしてもアウトコース低めゆっくりこう」

浜田「うるさいな」

浜田「恥ずかしいのはわかりますけど、やっぱりアピールですからね」

「あとやっぱりどうしても円熟ってワードは、僕が使いたかったんで」

大友「いや絶対使いたくないですね」

浜田「わかったてもう」

つづく

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