33冊の書名タイトルに、2010年代がどんな「社会」か訊いてみた件

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こんにちは。社会派ブロガー(詐称)ヤシロです。

詐称社会派ブロガーが、出版されている本のタイトルから、2010年代がどういう「社会」かを読み取ってみました。

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※写真と本文は関係ありません

趣旨説明

記事内容をもう少し端的に述べると

  • タイトルが『~~社会』の本セレクション・2010-2015(全33冊)

です。

むだな裏話

「『社会』の後方一致で検索すれば一発でしょ」と高をくくっていたら、アマゾンをはじめ、主なオンライン書店ではことごとく後方一致での検索ができませんでした。そういう検索ニーズがないのでしょうか。

というわけでニーズをまったく読めません(本なのに)が、私だけでも楽しいのでまとめておきました。

結論:書名タイトル33冊で知る2010年代の「社会」

先に発見事項を述べます。

個々の書誌情報については、記事の末尾に一覧で記載します。

2010年代とは、こんな「社会」

ピックアップした全33冊のタイトルをつなげて文章にしてみました。「」内は、各「社会」本のタイトル(の一部)です。

概況

「下流」は「第3章」、「死因不明」は「2」に至り、トレンドが「無縁」の社会。

構成員

「愚民」「無業」「一億総ガキ」「理科系冷遇」の「弱者99%」社会。

ライフサイクル

「いのちを選ぶ」「産ませない」「夫婦格差」社会。

「老人漂流」する「漂流老人ホームレス」社会。

さまざまな病理

「若作りうつ」「依存症」「自己啓発病」の、「殺して忘れる」「サイコバブル」社会。

「低欲望」なのに「自己愛過剰」で「友だち不信」、「ほどほどに豊かな」のに「弱者の居場所がない」、「もじれる」「つながれない」社会。

あらゆる問題を「紋切型」で塗り固め「危険不可視」化し、「見て見ぬふりをする」「漂白される」社会。

中間まとめ

上のような社会のありさまを端的に表す言葉は、私の語彙の中でひとつしかありません。

「地獄」です。

空虚な?目標

そんな地獄で「低炭素」「減電」やら「雇用連帯」やらで「平等」を志向している社会の声が、私には空虚に聞こえてしかたありません。

“チャンピオン”:「無縁」

学術論文の世界には、その論文がどれだけ他で引用されているかを示す「インパクトファクター」という指標があります。

それを2010年以降の「社会」本の世界に当てはめてみると、最大のインパクトファクターを持つ「チャンピオン」は、NHKの番組プロジェクトから生まれた『無縁社会』(2010)でしょう。

『無縁社会』刊行以後、副題を含めタイトルに「無縁社会」を入れた書籍の数は、10を超えています。

作成の経緯

さして興味もないでしょうが、記事作成に至る経緯を述べておきます。

きっかけ:『紋切型社会』を読んだ

武田砂鉄さんの著書『紋切型社会』(2015)を読みました。

決まりきったフレーズの連発が硬直させる現代社会の症状を、軽やかに解きほぐす。(帯より)

という一冊でした。

「社会」で終わるタイトルが紋切型ぎみ

そういう本なのに、タイトルは

  • 後ろに「社会」とつけた造語で新奇性押し出して目立とうとしがち

の「書名あるある」だなあと思ってしまいました。

著者を含む出版サイドに、そこをツッコんでほしいという意図があるかどうかはわかりませんが。

収集してみた

ということで、同種のタイトル付けをしている、当世の『~~社会』本を集めてみることにしました。

なお、「高齢社会」「闇社会」など、書名以外のフィールドでも用例が認められ、人口に膾炙していると当方で判断したものは除外しています。

【セレクション】書名が「社会」で終わる本・33冊(2010-2015)

2015年の現時点からの「さかのぼり」形式で、2010年まで紹介していきます。

全部で33冊です。

オンラインでの検索結果から目に付いたものをピックアップした「セレクション」である点、お含みおきください。該当する書籍は他にもあると思います。

2015年(2冊)

『低欲望社会』

『紋切型社会』

2014年(4冊)

『もじれる社会』

『無業社会』

『つながれない社会』

『「若作りうつ」社会』

2013年(7冊)

『いのちを選ぶ社会』

『老人漂流社会』

『「依存症」社会』

『ルポ 産ませない社会』

『漂白される社会』

『夫婦格差社会』

『漂流老人ホームレス社会』

2012年(2冊)

『減電社会』

『「自己啓発病」社会』

※書影は文庫版のものです

2011年(9冊)

『弱者99%社会』

『自己愛過剰社会』

『弱者の居場所がない社会』

『下流社会 第3章』

『愚民社会』

『見て見ぬふりをする社会』

『ほどほどに豊かな社会』

『雇用連帯社会』

『死因不明社会2』

2010年(9冊)

『殺して忘れる社会』

『無縁社会』

※書影は文庫版のものです

『理科系冷遇社会』

『一億総ガキ社会』

『サイコバブル社会』

『低炭素社会』

『危険不可視社会』

『平等社会』

『友だち不信社会』

まとめ:めざせ大喜利社会

書名タイトルでみる2010年代の社会は、なかなかの地獄っぷりでした。

そんな地獄で、私は大喜利社会の実現をめざしています。無縁地獄のこの世で、たとえささやかであっても笑いあって暮らしたいからです。

この記事もその一環です。

「灯台もと暗し」とはよく言ったもので、案外近くにけっこうな大喜利の種があったのでした。

賛同者が全く現れませんが、それは気にせず(←気にしろよ)、いまは粛々と活動を進めます。

こちらからは以上です。

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