デブが座席を占めるとき―8月4日「あすなろラボ」林修さん授業感想(6)

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こんばんは。林修ナイトの時間です。

「あすなろラボ」でのおデブ向け授業の感想シリーズ、その6です。

デブがもたらす「迷惑」の引き合いに出されていたドラマの1シーンを検証します。

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結論

  1. あの「鹿男あをによし」での新幹線のシーンは完全なフィクションです。デブはあんなふうに座れません。
  2. だから「痩せよう」と動機づけさせるための例としては、筋が悪いです。
  3. デブが新幹線に乗るときは、普通車指定席2つ分を確保するようです。

あのデブは今

ドラマ「鹿男あをによし」第1回(2008年1月17日放送)の新幹線車内のシーンで、主人公「小川」を演じる玉木宏さんの両隣に座った2人の巨漢は誰だったのでしょう。

鹿男あをによし 第一話(「特に個性の無いブログ」)に、配役が詳しく書かれていました。役名「新幹線の太った男」の2人も載っています。番組内で流れていた映像と突き合わせて確認します。

まず画面向かって左側、通路側のC席が柴田将士さん。

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※画像は、劇団東俳|所属タレント(東京)>柴田将士より

体重は上記リンク先のページには載っていませんが、Wikipedia によれば、150kgだそうです。

で、画面向かって右側、窓側のA席が鈴木昌平さん。

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※画像は、グッドラックカンパニー|鈴木昌平より

リンク先のプロフィールによれば、体重は130kg。今は、中目黒の「ちゃんこ屋 鈴木ちゃん」の大将みたいです。

以上で、両隣に座った人物の特定と、2人のだいたいの体重の確認ができました。

無理です

この2人の体格で、新幹線の1座席ぶんに収まるのは無理がありすぎます。

まず、「周囲の迷惑」以前に、本人が苦痛で長くは座っていられないはずです。

関連して、肘掛けの問題もあります。

新幹線の座席のあいだには、折りたためる肘掛けがあります。画面では確認できませんでしたが、3人が並んで座るシーンは、肘掛けを上げた状態で撮影していると思われます。

肘掛けが下りたままの状態で、両隣が座るのは無理でしょう。

実際、授業のなかでも、申し訳ないので新幹線移動の時はデッキにバッグを置いてその上に座っていると話していた人がいました。

以上から、くだんのドラマのシーンは、起こる確率がゼロか無視できるほどに低い、デフォルメされたフィクション、虚像であると結論づけます。

これがリアル

デブの人が新幹線に乗るときはどうしているのでしょうか。リアルな話を2つします。

1.目撃談

1つめは、僕自身の目撃談です。

僕は以前、新大阪行きの新幹線のぞみ号で、武蔵丸親方(当時。現・武蔵川親方)と乗り合わせたことがあります。

そのとき親方は、車両のいちばん後ろの列で3人がけのB・C、2座席分を使って座っていました。

「3人がけ」でおわかりでしょうが、普通車でした。グリーン車に乗ればいいのに。と僕は思ったのですが、親方の体ではグリーンの座席だときっと狭くて入らないのでしょう。

一緒に若い衆らしき方も2人、A席と、通路をはさんでD席にいた記憶があります。

引退後の親方の体重は、さすがに200kgを大きく超えていた現役時代からは減っていたでしょうが、当時も「四捨五入で200」はあったように見受けられました。

なお「ダイエットに成功し150kgまで減っている」(Wikipedia 武蔵丸光洋)という情報もあります。

2.テレビで言ってた

僕の目撃経験に符合する話を、先日テレビで耳にしました。

マツコ・デラックスさんが

  • 新幹線に乗るときは必ず2人分の席を取る
  • グリーン車の座席は体が入らない

といった話をされていたのです。(6/12 マツコ&有吉 怒り新党)

マツコさんの所属事務所・ナチュラルエイトのプロフィールページには何も載っていませんでしたので体重に関して検索してみますと、140kg~150kgあたりのようです。

これが真相

まとめると、真相はこうです。

デブが新幹線に乗るときは、普通車指定席2つを確保する。

これが、デブが座席を占めるときのリアルな運用実態です。

筋の悪い例だった

ですので当ブログでは、取り上げられていた「鹿男あをによし」の1シーンは、完全なフィクションであると認定いたします。

むろん、ドラマですし、フィクションであること自体は悪くありません。演出としてデフォルメして見せる必要もあるでしょう。

しかし、その虚像を見せて「迷惑かけてる」と迫るのは、筋のいいやり方ではありません。

「なんだおいウソ押しつけてくる気かコノヤロウ。座ってられるわけねぇだろうがよぉ、こっちも気ぃ遣ってんだ」みたいに、マツコさんも吠えてきそうです。

「そういう状況」も盛っている?

林さんは「実際に僕もそういう状況になりました」と言われてましたが、ドラマと同じ程度に「そういう状況」だったかは疑問です。

ドラマでのシーンほど、林さんが経験したという状況はひどくなかったのではないかと、僕はにらんでいます。

どんな経緯でこのシーンを授業で使おうということになったのか、関係者に問いただしてみたい気もします。ステマ?

付記

「1人で2座席分を取るときは、どういう切符の買い方をしているんだろうか」と調べ始めましたら、書くに値する結果になりそうなので、別の記事にまとめます。

この記事はここまで。ご静聴ありがとうございました。

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