一人でも「爆笑」できる資料集【支持者のおぼえ書き】

こんにちは。元祖爆笑王です(ウソ)。

「爆笑」っておひとり様からOKなんですね。つい今月(2017年11月)知りました。びっくりです。

あまりにびっくりしたので、「一人でも爆笑できる」の周辺情報をいろいろ集めましたので共有します。ネットでアクセスできるものが中心です。

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※画像はいらすとや(2016/02/19付)より

なお当記事では、資料の紹介を旨として主にリンクの提示にとどめ、記述の内容にまではさほど立ち入りません。爆笑「おひとり様OK」の論証は別の記事で行います。

ひとり「爆笑」問題、「できる」で決着ずみだった【リンク集】

くり返します。

「一人で爆笑」できるのか?

できます。「爆笑」は、おひとり様から大歓迎なのでした。

集めた情報を次の3つに大別して整理しておきます。

  1. 平成の「爆笑」王:飯間浩明さん
  2. 異端の(だが正当な)「爆笑」国語辞典:三省堂
  3. その他「爆笑」情報

(1)平成の「爆笑」王:飯間浩明さん

こちらのツイートで知ったのが、ことの始まりでした。

マジっすか?と驚いて、思わずネット検索してしまいました。

本当でした。「一人で爆笑」、全然できますね。

同じく検索結果から知りましたが、飯間さんからは既に再三発信がされていたのですね。世情に疎くてすまん。

たとえばエッセイでも。

「居眠り・うたた寝」「爆笑」|分け入っても分け入っても日本語(18)|Webでも考える人(2017/05/11付)

ツイートでも。

そして著書でも。

そんな飯間さんは、さながら平成の「爆笑」王です。

ちなみに文庫版にはサンキュータツオさんによる素敵な解説が寄せられているのですが、実はWebで読めてしまいます。

『三省堂国語辞典のひみつ 辞書を編む現場から』三省堂国語辞典の行間|HONZ(2017/01/29付)

そしてさらに、当該の《ひとりでもできる「爆笑」》の段が、Yahoo!知恵袋の回答としてがっつりコピペされて読めてしまいます。おい。

「大笑い」と「爆笑」の違いは?(2016/04/14付)

(2)異端の(だが正当な)「爆笑」国語辞典:三省堂

飯間浩明さんも編集委員を務める『三省堂国語辞典』第七版での「爆笑」の語釈は

ふき出すように大きく笑うこと。

〔笑う人数が問題にされることが多いが、もともと、何人でもよい〕

となっています。

三省堂 Web Dictionaryでの「爆笑」(デイリーコンサイス国語辞典)もまた、

どっと大笑いすること

と、言外に「おひとり様からOK」を含めている書きぶりでした。

「大勢で」がそれこそ大勢を占める日本の国語辞典界ではかなりの異端です。

くどいですがくり返します。もともと、「何人でもよい」爆笑こそが正当な「正統」なのでした。詳しい論証はまた別の記事で。

(3)その他「爆笑」情報

参照してよかったリンク集です。

「爆笑」から「爆買い」までの90年史(もりひろし)|日経ビジネスオンライン(2015/08/22付)

↑「強調表現としての爆」に注目した記事。『日本国語大辞典』の「爆笑」を参照しています。

「爆笑」誤用説|黌門客(2016/05/26付)

↑辞書その他の引用が多く載っています。先ほどの『三省堂国語辞典』第七版の「爆笑」の引用はここからの孫引きで間に合わせました。書店で参照はしましたが(買えよ)。

爆笑の用例|さようなら、私の夢も希望も(2013/05/12付)

↑青空文庫を検索しての引用と思われる用例が多く紹介されています。ただし年代情報が初出ではなく一部で底本の刊行年になっていそうなので注意が必要です。

「日本語、どうでしょう?」第122回 “爆笑”問題(神永曉)|JapanaKnowledge(2012/08/20付)

↑こちらも『日本国語大辞典』を参照しての「一人で爆笑」の考察です。そこまでいけてるのに大勢での爆笑を「本来」とはき違えてるのが残念です。披瀝されている「勝手な想像」の飛躍がひどかったのでリストアップしました。


これらを援用しながら、続編で「一人で爆笑は誤用」と不可思議千万な指摘をしてくる「爆笑警察」を取り締まります。

つづく予定

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