「シン・ゴジラ」冒頭30秒だけを語る会(1)見どころ篇

こんにちは。微細会代表のヤシロです。

頼まれてもいないのに「シン・ゴジラ」を微細に語る会(略称:微細会)を勝手に発足させ、代表の責を勝手に担いまして、まずは冒頭の約30秒間だけを徹底的に語ることにいたします。前後半2回シリーズの予定です。

1回目は視覚に絞った「見どころ」の秒殺解説です。

当記事ではもっぱら視覚だけに集中し、耳その他はしばしお休み。そこらは次回に。

結論:テーマは「継承」と「反転」

結論から述べます。シン・ゴジラ全編を貫くテーマは、2つあります。

「継承」と「反転」です。

映画史上空前レベルの継承ぶり、さらにそこからの反転ぶりには呆れかえるほどです。賛辞です。

読み取れる「継承」にまず注目

第1のテーマ「継承」は、本編の冒頭約30秒間で明確に打ち出されます。というのも、順にスクリーンに現れる5つの「画」によって、

すべてのゴジラファン、特撮ファン、映画ファンへ贈ります

という旨の献呈の辞(Acknowledgment)が述べられているからです。

始まりから物語に入るまでのイントロパートで(も)総監督・脚本の庵野秀明さんら制作サイドがあえて余計な説明をしていないだけで、1つひとつの「画」が何なのかを知ればちゃんとわかります。

シン・ゴジラ第1のテーマ「継承」は、最初の30秒でわかるという話

「シン・ゴジラ」本編冒頭の約30秒間には、次の5つが順に映っていたかと存じます。

  1. 東宝マーク(1つめ)
  2. 東宝マーク(2つめ)
  3. 東宝映画作品
  4. シン・ゴジラ
  5. 映倫

【再現】「シン・ゴジラ」ドあたま約30秒の「画」

シン・ゴジラ冒頭の「献辞」を確認するため、似た画像素材を集めて再現してみます。

以下、順番にそれぞれの「画」を示し、それが何なのかの説明と関連情報を簡潔に付け加えます。あくまでも「再現」ですから、「ホンモノと同じ」の保証は一切しません。あしからず。

こちらは余力に応じてお好みでご活用ください。BGM用として、iTunes Storeにある類似トラックです。

Godzilla Approaches
伊福部昭
¥200

使用音源の「ホンモノ」はAmazonの「シン・ゴジラ音楽集」で試聴できます。先頭の1トラック目、約22秒間です。

iTunesには当記事公開日(9/19)現在入ってない。

などありつつ今一度、当記事ではあくまで視覚面に重点を置く旨、強調しておきます。

では本題へ。

1.東宝マーク(1つめ)

2016-09-19_0018

いま2016年の東宝作品に全部つく(はずの)マーク

2.東宝マーク(2つめ)

2016-08-27_0934

かつて昭和40~50年代に使われていた(ものに似た)マーク

3.東宝映画作品

20160919_CsaDs04UkAArv08

製作部門分社化(1971年)以降の「東宝映画」時代?のクレジットを再現
※ただし過去作等の予告篇での使用例は確認できず

東宝映画はシン・ゴジラ「製作プロダクション」の1つでもあります。エンドクレジットの最後近くに出てきます(劇場パンフレットで確認)。

4.シン・ゴジラ

2016-09-19_0109

作品タイトル

初代「ゴジラ」の字体を踏襲しています。

2016-09-19_1004

5.映倫

2016-09-19_0112

日本国内で一般公開される映画に(たぶん)必須の表示

単体で示すスタイルが独特です。私は初めて見ました。

ちなみに映倫番号は「120612」。ここで検索・確認できます。→審査作品リスト|eirin.jp

説明するのも野暮ですが

5つの「画」に代わって安い説明をするならば、さしずめこんなところでしょうか。

  1. いま、こんな時代だからこそ
  2. 過去の素晴らしい特撮映画の数々
  3. 東宝映画作品
  4. とりわけ、ゴジラシリーズの精神を受け継ぎ
  5. すべての映画ファンに贈ります

こういうメッセージを字幕やセリフを使って語り出すと最高にダサくなれます。映画だから「画」で語った。そう思ってます。個人の見解です。

画像出典

使用した画像の取得元です。

  1. YouTube: 「後妻業の女」インパクト編(TVCM)|東宝MOVIEチャンネル(2016/08/09付)
  2. Amazonビデオ:激動の昭和史 沖縄決戦(1971)
  3. Twitter @virtualboys(2016/09/15付)
  4. YouTube:『シン・ゴジラ』発声可能上映ガイド映像|東宝MOVIEチャンネル(2016/09/07付)
  5. 同上

「初代」ゴジラ予告篇の画面キャプチャ取得元は、ゴジラ|東宝MOVIEチャンネル(2014/02/21公開)です。

「東宝映画作品」おかわり情報

3の「東宝映画作品」のロゴタイプについてもう2点。

その1

「あれ作ったのオレ」と名乗り出ている方がいらっしゃいます。

小林さんのエンドクレジットでの肩書きは、プリヴィズ班の「プリヴィズプロデューサー」でした。

「完全再現を目指しつつ」というからには元となる出典があるんでしょうけれども、あいにく手前では見つけられておりません。

その2

8/16に行われた発声可能上映のもようを伝える記事:

に、面白い写真がありました。転載します。

20160919_DSC08341

キャプションには

庵野さんは「(略)『映倫』と『東宝映画作品』(の扮装)というのが素晴らしい。感動しました」と大絶賛した

とあります。どこの誰かは知りませんが、この2つをコスチュームにしてしまうセンスと実行力が素敵です。

そして9月15日の発声可能上映イベントで、庵野さんが「東宝映画作品」コスチュームを“パクる”結果とあいなりました。

20160919_001_size6

画像は、庵野秀明:「シン・ゴジラ」続編は? 「東宝に聞いて」|MANTANWEB(2016/09/15付)より

まとめ

どアタマ30秒間をしっかり見ると、シン・ゴジラ第1のテーマ「継承」が読み取れますよ。というお話でした。

「東京湾内羽田沖で漂流中のプレジャーボートが発見された。」(劇場パンフより)が始まる前に、映画はもう始まっているのでございます。

ゴジラ登場[M13]
伊福部昭
¥250

次回予定

微細会、次は冒頭約30秒間の「聞きどころ」を語ります。やはり同じく「継承」が体感できます。

ポイントは「それも伊福部昭」。

同時上映「4D上映感じどころ」の豪華2本立ての予定。お楽しみに。

【9/20追記】「同時上映」はやめ、それぞれ個別の記事として独立させることにしました。気が変わった、というかなりゆきです。

特報:第2のテーマ「反転」

さて、「シン・ゴジラ」もう1つのテーマである「反転」です。あいにく冒頭30秒間からは読み取れません。しかしながら、ストーリー全編をふまえて再度検討したとき、しだいに浮かび上がってくるテーマなのであります。なぜなら反転だらけだから。

公式の予告篇+αのネット動画だけでも、注目するといろいろ面白い事実が見えてきました。

その代表が、予告篇で最初に映し出されるこれ。

2016-09-19_1037

画像はYouTube: 『シン・ゴジラ』予告|東宝MOVIEチャンネル(2016/04/13付)より

この「画」が、シン・ゴジラ第2のテーマ「反転」へとつながるカギとなります。と妙にもったいをつけ、つづきはまたいつか。

ひとまず以上です。

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