疑問:なぜ朝日新聞の五輪エンブレム報道は、ちょいちょい「一歩早い」のか?

特命係の杉下です(ウソ)。

ひとつ、よろしいですか?

朝日新聞の五輪エンブレムの報道がちょいちょい、他社より一歩早いんです。

そこがどうも僕にはわからないんです。どうしてなんでしょうかねえ?

細かいことが気になってしまうのが、僕の悪い癖

と、「朝日」つながりだけで放り込んでみました。

用件はタイトルのとおりです。デザイン芸人の疑問を書いただけの記事です。答えはありません。

朝日新聞・東京五輪エンブレム「飛翔入手」集

私の知る範囲で、五輪エンブレムがらみで朝日新聞が他のメディアに一歩先んじて報じたニュース記事は、以下の合計3つです。

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photo by Dick Thomas Johnson from flickr.com

審査委員長へ単独取材(8/26付)

まずはこちらです。

五輪エンブレム当初案「劇場ロゴと似てない」 審査委員(編集委員・大西若人)|2015/08/26 05:18付

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エンブレム審査委員長だった永井一正さんへ単独取材したものです。

騒動後、永井さんが取材に応じるのは初めてで

永井さん自身の発言として

これまで組織委からはコメントしないように言われていたが、これ以上勘ぐられるのはよくないということで、『もう話してもらっていい』と言われていた。

とあります。

時期的には、一度目の組織委会見(8/5)ありーの、サントリーの景品「佐野研二郎デザイン」トートバッグ一部取り下げ(8/13)ありーのを経て、そろそろ材料が尽きかけていた頃合いでした。

この2日後の8月28日に、永井さんも出席して、エンブレム原案の公開を含む会見が開かれました。

朝日新聞が他のメディアに一歩先んじている形です。

【参考】

会見での発言内容を文字起こしされているページです。重宝しています。

8月28日 東京2020エンブレム 選考過程に関する記者ブリーフィング・質疑応答(全文) 『東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会』|聞文読報(2015/08/28付)

会見当日の朝刊に掲載済み(9/28付)

続いて、9月28日付の2つです。いずれも、タイムスタンプが28日の05時00分になっていました。

五輪エンブレム 組織委幹部、審査委通さず修正要求

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大会組織委員会幹部らが、(略)下部にあった赤い丸を「日の丸」に見立てて「足元に置くのはおかしい」などと佐野氏に修正を求めていたことがわかった。


五輪エンブレム、重すぎた重鎮 決断困難、対応後手に(原田亜紀夫、宮嶋加菜子 編集委員・稲垣康介)

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複数の関係者によると、8人の審査委員の中で修正の経緯を当初から知っていたのは、1人だけだった。組織委のクリエーティブディレクターの肩書も持つ委員(45)で、コンペで選ばれた佐野研二郎氏(43)に方向性を指南していた。

周辺情報からすると、いずれもWeb掲載に加え、当日の朝刊紙面にも掲載されたようです。

ちなみに「組織委のクリエーティブディレクターの肩書も持つ」審査委員とは、電通所属の高崎卓馬さんです。

既知の情報だったが

しかしながら、この記事で報じられていた内容は、風の噂レベルでは私の元にも届いていた既知の情報でした。

私個人で言えば、上で引用した2点については、これまでに接していた風説よりも詳しい情報でした。しかし検索してみると、9月のうちに週刊誌等でその旨の報道もあったようです。

また、8月28日の組織委員会会見における、武藤敏郎事務総長、永井一正エンブレム審査委員長、槙英俊マーケティング局長、以上3氏の発言をつなぎ合わせると、原案選定から最終案決定までのデザイン修正過程では、審査委員に話を通していなかったことがわかります。気が向いたらここは別途記事にします。

形式上「フラゲ」成立事案と認定

朝日新聞が9月28日付の朝刊で報じた内容は、既存の情報を再整理したもので、いわゆる「新事実」は含まれていませんでした。

しかしながら、当該の報道と同内容(+いくつかの新情報)が、同日午後に開かれた会見の際に五輪組織委員会が配付したリリース資料のなかにも記載されていた様子です。

というわけで、これも朝日新聞が他メディアよりも一歩早かった事例に認定します。

フライングゲット

参考サイト

当該会見の映像およびテキスト資料へのリンクです。

会見動画:(全録)東京五輪組織委が会見 エンブレム問題に関して報告|FNNsline(2015/09/28付)

文字起こし版:9月28日 東京2020エンブレムの問題に関する報告 記者会見(第2部)・質疑応答(全文) 『東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会』|聞文読報(2015/09/30付)

一緒に騒ぎたかったが

率直に述べると、この件で誰かと一緒になって騒ぎたい気持ちも私には多少あったのです。

しかしネットを探してみても、ここを論っている人は誰もいませんでした。世の人はこのレベルの話にほとんど関心がないようにも思えます。

たとえて言えば、みんな、あーだこーだと騒がしいのは人形劇の内容の話か、せいぜい個々の人形の話どまりで、操っている人形遣いやら、演目のスケジュールやら、それが上演されている劇場の造りやらにはとんと興味が向かないようです。

エンブレムのことでずいぶん盛り上がってきていたはずなのに、なぜでしょうか。腑に落ちません。

というわけで、なんだかんだ釈然としないもやもやを残したまま、次のフラゲ案件がいつ発生するか監視するため「朝日新聞オリンピックニュース @asahi_olympics」のTwitterアカウントをフォローしただけという、お茶を濁しまくった結果と相成ったのでした。

フライングゲット

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