円安・円高がわからない人・混乱する人が、たぶん誤解しているところ

こんにちは。

手短に、結論から先に書きます。

結論：この記事で言いたいこと

日夜ニュースで「1ドル＝xxx円」 と伝えられているのは、

「円」の値段（相場） ←誤解 ではなくて、

「ドル」の値段（相場） ←真実

です。

この点だけ押さえれば、だいたいうまくいくと思います。

説明

連日連夜、やれ1ドル＝100円だ120円だ140円だと伝えられている外国為替市場の「円相場」のニュース。

円安・円高がわからない人、混乱してしまう人がどこでつまずいているか、勝手に推測してみました。

たぶんここだと思います。もう一度くり返します。

大事なのでもう一度

1ドル＝xxx円

で表されているのは、ドルの値段です。

これと同じ

ちょうど

うまい棒1本＝10円

で表されているのが、（円の値段ではなく）うまい棒の値段であるのと同じです。

式の形、同じですよね。

衝撃の真実?!

実は、ニュースで「円相場」と言っているにもかかわらず、そこで伝えられているのは「円」の値段ではないのですよね。ややこしい。

そこらへんは以前、別の記事に詳しく書きました（後述）。

この記事を書いた動機

あとは楽屋裏の話です。

こちらの過去記事：

• 「なぜ、円安・円高はややこしいか？」を日本一わかりやすく説明してみた（2014/10/24）

でいろいろ書いた内容を絞りにしぼって、あらためて1点だけ述べました。

こんな吹かしたタイトルで記事にしていたわけですが、さらにわかりやすさを求めてみました。

記事公開後の状況

前掲の記事は、公開後、検索アクセスを中心に日次のページビュー（PV）がじりじりと増え、5月以降はコンスタントに3桁になっています。

月間でも、3000～5000PVぐらいで推移しそうなペースです。このままのペースが維持されると、半年もすれば当ブログ内のPVトップ10ランキングにも入ってきそうです。

とまあ、ここまではありがたい話です。

記事への反応・感想

しかしながら、検索アクセス中心の記事の常とはいえ、これまで読者の方からの「フィードバック」はほとんどありません。PVが徐々に増える一方で、正直、読んだ人の満足度はどうなんだろうかと感触をつかみかねていました。

それでもありがたいことに、現在までに3件のフィードバックを得られました（オンライン2＋オフライン1）。順にすべて紹介します。

オンラインの声

1つめ。「分かりやすい」の評価です。

テスト前なのに円高円安がいまいちわからない人へこのサイトの100均に例えた説明が分かりやすい http://t.co/lJMUfleYAS

— ドモホルンリンクリス (@bknb_bbb_per) 2015, 6月 8

ありがたいことです。

2つめ。反対に、「ゼンゼン分からない」の声です。

円安・円高
100円より120円の方が安いって？
ここに分かり易く書いてあるようだけれど、
ゼンゼン分からない。

実を言うと…この意味分かりません！ ｜ガールズちゃんねる ＞ #329（2015/06/17付）

わかりやすく書こうとしていることだけは、辛うじて伝わってはいるようですけど。詳しくヒアリングしたいところですが、匿名さんではそれもかないません。

オフラインの声

3つめ。あと、当ブログ全体の嫁の感想も「ついていくので一杯いっぱい」でした。

そして当記事が生まれた

「100円より120円の方が安いって？」と書き込んだ匿名さんも、円の値段が100円から120円になったと誤解しているように思います。

「そうか。いろいろ盛り込みすぎたかもしれないな」と、その点だけに絞って書いてみました。

以上です。