体験記・はじめての上野動物園―会いに行けるゴリラ

こんにちは。

春休みの1日、ゴリラ化した嫁と一緒に上野動物園に行ってきました。その記録です。

はじめての上野動物園

上野動物園へ入るのは初めてのことでした。

目的はゴリラ

目当てはゴリラです。嫁のゴリラ化をきっかけに、俄然興味が向いたからでした。

いきさつなどをこちらの記事に書きました:

アクセス

鉄道を利用

上野動物園の最寄り駅は、JR・東京メトロ・京成各線の上野駅です。私たちはJRを使いました。

駅から入園まで

JR上野駅の公園口の改札を出て、公園を通って表門に向かいます。

午前10時前に到着しましたが、学校の春休みと桜の開花時期が重なったせいもあって、平日なのに既にかなりの人出でした。

行列のできる表門

上野動物園の入園は、小学生以下と都内在住・在学の中学生は無料ですが、ほかは600円(65歳以上は300円)の入園料が必要です。

着くと券売機に長い行列ができていました。目算で10分ばかり並ぶ必要がありそうです。行列の嫌いな私には、いきなりの「萎え」ポイントでした。

後から少し調べてみましたが、コンビニなどでの入場券の前売りもやっていないみたいです。

「裏ワザ」発動

そこで、こちらの「裏技」が発動されました。

障害者手帳、愛の手帳、療育手帳をお持ちの方と、その付添者(原則1名)は無料です。

※上野動物園 開園時間・休園日・入園料|東京ズーネット より

手帳をお持ちの方(と付添者1名)は入園券を購入せず、そのまま券売機先の改札口に進み、手帳をご提示のうえご入園ください。

券売機の行列を横目に、「お持ちの方」と「その付添者(原則1名)」は、このとおりに改札に向かい、するりと入園したのでした。

(嫁談)手帳持っててはじめて「よかった」と思った。

「池之端門」という“裏”技

後から知った、もう少し「使える」裏ワザです。

実は上野動物園には、もう1か所、入園できるポイントがあるのでした。表門の反対側、不忍通りぞいにある「池之端門」です。

参考に、Googleマップのストリートビュー画像を付けておきます。

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池之端門の最寄り駅は、東京メトロ千代田線の根津駅です。徒歩5分ほどらしいので、各線の上野から表門までと比べても大差ありません。

参考になりそうな「裏ワザ」記事

なお、根津駅からのアクセスについては、

で、また、池之端門からの鑑賞ルート例については、

で詳しくレポートされていました。

行列が嫌いなら、こちらを使う価値はありそうです。

入園~ゴリラの森まで

さて、目指す「ゴリラの森」は、東園の、表門から見ていちばん奥にあります。

パンダを華麗にスルー

表門から入園すると、まず目に入るのがパンダ舎です。「客寄せパンダ」とはよく言ったもので、入園した人の半分ぐらいはそっちへ向かっていそうな勢いでした。

開園後1時間足らずで、既に30分待ちぐらいの列ができつつありました。行列また行列、ここはソビエトかと。

パンダに用はないので華麗にスルーです。

並ばなくても見えた

パンダの観覧ルートは一方通行になっていて、出口のところにガードマンが1人立っていました。通りすがりにふと目をやると、その向こうにパンダが見切れていました。

私には、行列してまで見るもんでないです。

会いに行けるゴリラたち@上野動物園

「ゴリラの森」に着きました。

上野動物園の「ゴリラの森」には、合計8頭のゴリラがいます。

内訳は、第一展示場に6頭、第二展示場に2頭です。

第一展示場

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  • ハオコ(♂) 1993年生まれ
  • モモコ(♀) 1983年生まれ
  • トト(♀) 1978年生まれ(推定)
  • ナナ(♀) 1982年生まれ
  • コモモ(♀) 2009年生まれ
  • モモカ(♀) 2013年生まれ

「シルバーバック」と呼ばれる成熟したオスを中心とする群れを形成しています。国内のゴリラ頭数が減少傾向にあるなか、貴重な「会いに行けるゴリラグループ」です。

第二展示場

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  • ムサシ(♂)1980年生まれ
  • ピーコ(♀)1970年生まれ(推定)

第一展示場と比較すると高齢のゴリラたちです。

今回、出てくる時間帯の合わなかったピーコを除き、7頭に会うことができました。

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写真の腕がなくて全然イメージどおりに撮れてません。

「オレの憧れ」ハオコとの「語らい」

集まっていた人間たちには、やはり最年少のモモカが大人気でした。2013年生まれでかわいい盛りですので、人気も当然かなとは思います。

今回の私の注目は、群れのリーダーであり、「女家庭」のなかで唯一のオスでもあるハオコです。若干は同性のよしみもあります。

ハオコの方も、女子供老人の集るアクリル板ごしの「向こう側」のなかで、明らかにひとり視線の質が違っているおっさんに気づいてくれたようで、20秒近く、視線を合わせることができました。

かつての歌の文句には

動物園の動物たちは 何が何だか
死ぬまで分からない

BLANKEY JET CITY《SKUNK》(1995)

とありますけれども、ことゴリラたちに関して言えば、それは(少なくとも成熟した個体には)当てはまらないでしょう。彼らは確実にわかっています。

そう確信できる経験でした。

参考:写りのいい記事

絶望的に写真を撮る腕(+機材)がないので、後日、彼らの写真付きのブログ記事を探してみました。

こちらなど上手に撮られているなと思います。参考まで。

休憩~退園

あちらから、またこちらからと「森」の周囲をぐるぐる2-3周して見続けていると、嫁が「疲れた」と言い出しました。

嫁の体力は、実年齢より20-30上です。休憩が必要です。

売店のあるエリアへ移動します。

休憩スペースのベンチで、調達したビールと枝豆をおいしそうに補給していました。

その後ゴリラ化した嫁をなだめつつ「ゴリラの森」をもう1周だけして、入場した表門まで戻って脇の出口から出ました。

パンダよりもゆるかった出口

前述のとおり、パンダ舎の出口にはガードマンの方が1人いましたが、園の出口には誰もいませんでした。ここを逆に進めば金払わずにタダで入れそうな雰囲気です。

運悪く咎められたら、すっとぼけて散歩の延長のつもりでいればいいなと思いました。決しておすすめはしませんが。

ランチ~帰宅

同じく上野で、お昼にタイ料理を食べて帰りました。

おことわり

各種情報は、2015年の体験時点ならびに記事執筆時点でのものです。

開園日、開園時間などの最新情報は、東京ズーネット > 上野動物園など各種サイトをチェックされることをおすすめします。

おわり

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