このカレンが歌わないカーペンターズのベストアルバムがすごい!!

こんにちは。

タイトルはホッテントリメーカーから取りました。

要約:Executive Summary

iTunes Storeめぐりで見つけた、素敵なアルバムを紹介します。

アン・ルイス「Cheek III」(1985)です。

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※画像はitunes.apple.comより

これは「カレンが歌わないカーペンターズのベストアルバム」です。

音楽出会い系サイト:iTunes Store

週に1、2度は、iTunes Storeでいろいろプレビュー(試聴)するのが目下の習慣になっています。

ある日、タイトルに曜日の名前が入っている曲を片端から試聴していましたら、こちらの《Rainy Days and Mondays》が、「いいなこれ」と耳に残りました。

アン・ルイス「Cheek III」(1985)

アルバム情報を参照すると、全曲カーペンターズでした。

収録トラックをテキストにもしておきます。

  1. Karen(Prologue)
  2. Goodbye to Love
  3. A Song for You
  4. I Won’t Last a Day Without You
  5. Baby It’s You
  6. Rainy Days and Mondays
  7. Desperado
  8. For All We Know
  9. Together We’re Falling Apart
  10. We’ve Only Just Begun
  11. Superstar
  12. Karen

どれもいい

カーペンターズの楽曲10曲を、オリジナルのトリビュートソング《Karen》ではさんだ並びになっています。

カレンに対する、アン・ルイスさんの「マジ愛」を感じて、どれもよかったです。

伝わるカレンへの「マジ愛」

カバーバージョンをリリースする人はみな、カバーした楽曲なり歌手・グループなりへの「リスペクト」を口にします。それは決して嘘ではないでしょう。けれども、聴いていて「この人、カバーしてる曲/歌手のことが本当に好きなんだな」というのが、カバーぶりそのものから伝わってくる演奏は、さほど多くありません。

そんななか、アン・ルイスさんの「Cheek III」は、カバー対象への「マジ愛」が伝わる数少ないカバーアルバムの1つでした。別の言い方をすると、「いちリスナー、ファンとしてのリスペクトが加わっている」とでも言えましょうか。

和の風味

声質・唱法は非常に原曲に近いです。英語の聞こえ方も含めて、ほぼ「カラオケ」です。

それでも初老の自分は、多少ともアンさんの歌声になじみがあるせいでか、どこか日本の歌謡曲、それも昭和歌謡の風味がします。

たとえると、カーペンターズがアメリカンなハンバーガーなら、こちらはてり焼きバーガーです。

ナベプロもGood Job

ストアのアルバム情報によると、「Cheek III」の制作は1985年。「WATANABE MUSIC PUBLISHING」のクレジットが付いています。

完全にそこからの邪推ですが、《六本木心中》(1984)などのヒットがあって、ボーナス的に本人の希望が所属プロダクションに認められて作られたアルバムなのかもしれません。

いずれにしても、カーペンターズ、とりわけカレンへのリスペクトにあふれた、いい仕事でした。

こうして30年の時を隔てて触れられるというのも、幸せな話です。

CDはタワレコ限定みたいだ

曲データとしてならiTunesで買えますが、CDだと、現在はタワーレコード限定発売のようです。

Cheek III

そう言えば、タワレコ含め、ここ何年もCDショップに足を運んでいません。もっぱら加齢のせいでしょうが、社会環境の変化もあるのかもしれません。

以上です。

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