解決!「~に似ている」と言われたときの答え方

こんにちは。

この記事では《「似ている」と言われる問題》の解決を図ります。

要約:Executive Summary

「誰々/何々に似ているね」と言われたときの答え方として、次の2つを提案します。

ひとつは、

「で、いくら出す?」

と、金品その他を請求する方向へ話を進めることです。

または、大して気を遣う必要のないどうでもいい相手ならば、

「キャパが足りないんですね」

と指摘してあげるのもいいと思います。

これがマッキンゼー式(ウソ)の、バリューを出す返事です。

「~に似ている」と言われて困ってしまうあなたへ

いつも返答に困ってしまう人のために、説明しておきます。

「似ている」と言われる問題とは

世の中には、「誰か/何かに似ている」と言われて返答に困るという《「似ている」と言われる問題》があります。

あまりにどうしようもなく返答に困ってしまうので、各種「言われて困るランキング」で上位入選する常連となっている言葉です(根拠なし)。

言われる側の心理

「似ている」と言われる側は、言われてどう応じたらよいものか、いろいろと考えてしまうようです。

たとえば、美女やイケメンで通っている芸能人に似ていると言われたとき、下手な受け答えをしてしまうと「図に乗っている」とか「お世辞なのに真に受けて」とか思われないだろうか、だとかを気に病んでしまう。

実に面倒くさい話です。

言う側の心理

では、「○○に似ている」と言う側は、どういうつもりでそんなことを言っているのでしょうか?

結論から述べます。

ほとんど何も考えていません。

「似ている」を考える

そもそも人はなぜ、「○○に似ている」などと口走るのでしょうか。

一義的には「似ていると思うから」です。

「似ている」とは何か?

では人はなぜ、誰かを見て「誰か/何かに似ている」と思うのでしょう?

情報の整理をしているのだろうと私は考えます。

「脳内での情報整理」説

誰しも、自身の情報処理能力には限界があります。あらゆる情報をとどめ置いておくことができません。

人が自身のキャパシティを超える情報を取り扱うとき、既知の何かに関連づけようとします。

その作用が「似ている」を生みます。

まとめると、「似ている」とは、アタマの中でキャパを超える情報をなんとか整理しようとする作用の結果だと言えます。

超えるのは、質・量両方の意味で

なお「キャパシティを超える」とは量的な意味だけでなく、質的な意味においてもです。たとえば新しいものは、既存の何かに関連づけてとらえようとするものです。

「似ている」問題の発生する場面

ここで、「似ている」トークがもっぱらどこで発生するかを確認しておきます。

大ざっぱにまとめると、

  1. 大して親しくもないし、
  2. 共通する話題もない。
  3. といって黙っているのも気まずい。

という場面なり関係なりで起こります。

たとえば美容室だったり、飲み会だったりです。

「似ている」とは「くくり」扱い

「似ている」とは要するに、大ざっぱな「くくり」あつかいをしている表れなのです。

ですから、悪く言ってしまうと、

「~に似ている」と言っている相手は、あなたを「あなた」として記憶するつもりがない。

ということになります。

思考のだだ漏れ問題

加えて問題なのは、整理しようとしている人の思考がだだ漏れになってしまっていることです。

そんなシチュエーションで誰かを「似ている」と思ってしまうことそれ自体は、致し方のない話です。

しかしそのことと、思ったことをそのまま口に出して言ってしまっていることとは、別の問題です。

情報整理の過程を無用にだだ漏れにさせているという点でも、容量が足りずにとどめ置くことができない「キャパの足りない人」です。

言い返し方の提案

以上をふまえて、どう言い返せばいいかを2つ提案します。

先に少々荒っぽい方から紹介します。

「キャパが足りないんですね」

ほぼその場限りのどうでもいい相手であれば、

「キャパが足りないんですね」

と返してしまえばいいです。

「~に似ている」と言ってくる相手は実のところほとんど何も考えていません。「~に似ている」とは、要は語りかけの形式を借りた独り言です。独り言でクソトークを仕掛けてきているのです。

実にクソつまらないことです。

そんなときに「キャパが足りないんですね」と答えるのは、相手もまだ気づいていないかもしれない、人としての器の小ささを指摘してあげる優しい行為です。

ベストは「いくら出す?」

とはいえ、相手の人間的欠陥とも言える短所を正面から指摘してしまうと、後々いくらか角の立つケースも多々ありそうなことも否めません。

そんな懸念もあるなかで、返答としてより汎用性が高いのは

「それで、いくら出すの?」

とか

「○○(金額等)ちょうだい」

といった具合に、「似ている」に対し、金品その他を請求する方向へ持っていくやり方です。

クソつまらないトークに付き合ってやっているだけでも、あなたが請求する根拠は十分にあります。

「何か考えている」ケースでも使える

この返答が優れているのは、相手が何も考えていないわけではなく、たとえば「いい気分にさせよう」とか、何か企てている場合にも適用できる点です。

あなたの何かを狙っている相手の機先を制することとなります。

まとめ

「似ている」の返答に困っているあなたへ。

「~に似ている」という相手の発言は、あなたと会話を進めるために発せられているのではありません。

形式上あなたに向けられているように聞こえますが、違います。ほとんど発言者の独り言です。「どう返したものか」とまじめに悩むことがアホらしいほど、相手はたいてい何も考えていません。

相手は「あなた」という未知の存在に対して、ただただ少ないキャパで精一杯情報整理しているだけです。そしてその過程をだだ漏れさせているのです。

そのようなクソつまらない発言に対し、まともに取り合って受け答えする義務はありません。

それで、いくら出すの?

と、金品その他を請求しておけばいいと思います。

請求根拠は、次のような手間への手数料としてです。

  • クソつまらないトークに受け答えさせていること
  • キャパの少ないアタマの情報整理に間接的に貢献していること

よりクリエイティブな「似ている」を求めて

とはいえ大人の付き合いでは、「似ている」話でしかつなぎようがない場面も出てくるケースも十分にありえます。

どうせクソつまらないなら、要所要所でよりクリエイティブな「似ている」を打ち出せるべく、普段から「似ている」に使える事物のストックをしておきたいものです。

ご静聴ありがとうございました。

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