行列のできるシャカイ実験「裏番組ダブルブッキング」の結果判定―6月9日林修ナイト感想戦

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こんばんは。林修ナイトの時間です。

この記事は、もろかぶり!6月9日の林修ナイトの続編です。

前回までのあらすじ

日テレ vs フジ 仁義なき戦い??

前の記事で、林修さんが出演する別々の番組が、6月9日夜の同時間帯にオンエアされることを取り上げました。こちらの2つです。

  • 行列のできる法律相談所(日本テレビ系 21:00-21:54)
  • テレビシャカイ実験あすなろラボ(フジテレビ系 21:00-21:54)

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そして、「あすなろラボ」の、「緊急参戦」と銘打った撮って出しの感じからみて、同時間帯の視聴率競争で苦戦しているフジテレビ側の編成部局が、裏番組の「行列」に林修さんが出るのを知りながら意図的にぶつけてきたのかなーなどと勘ぐっていたのでした。

感想戦

録画して両方の番組を見ましたので、それぞれ感想を述べます。

ひと言で言えば「今回は、ざこばの勝ち」

「らくごのご」で喩えれば、これで済んでしまいます。何のことか分からないですね。後で説明します。

行列のできる法律相談所(日本テレビ系)

両方を録画しながら、オンタイムではこちらを見ました。私にとって「行列」は、出演者に関係なく「だいたい見る」部類の番組だからです。番組内容は次のとおり。(地デジの番組表から引用)

知らないと損する!お金の法律スペシャル…“今でしょ!”で大人気!東大法学部出身の予備校講師・林修先生が法律クイズに挑戦!まさかの結末!小石田純一と東尾理子

安心して見ていられる作りでした。ひとつの理由は、もっぱら法律以外の企画が主体だった最近の傾向に反し、ある意味原点回帰のシンプルな構成であったこと。もうひとつは、吉本タレント3枚が盤石の働きを見せていたことです。

初出演である林修さんに加え、ほかの出演者も人数といいキャラクターといい文字どおりバラエティに富んでいました。ややもすると進行がごちゃついてしまいそうなところを、東野幸治さん・宮迫博之さん・後藤輝基さんからなる吉本タレント組が「黄金の三角形」を形成し、そつなく整理しながらメリハリをつけて番組を回し、ほとんどスキがありませんでした。

その中で、東大法学部卒の林さんは、言うところの「おいしい」役回りにうまくはまっていました。

間違った方向の努力

ただ、林さんご本人はクイズの出来に内心忸怩たるものがあったようで、収録日と思われる日のブログ記事「このあと」(2013年5月19日付)で、次のように書かれています。

今日の「行列」はやらかしました。民法を見直しておくべきだったなあ。

私に言わせれば、それ、間違った方向の努力ですよ。
おっと。これって、もう一方の番組での話でしたね。

“過去問”を解きましょう。

今回出された法律クイズの同一問題、類似問題は、2002年4月の「行列」開始以来、何回も繰り返し出題されていますから。

それに加えて、今の嫁と結婚以来お金のことでさんざんっぱらもめて、調停3回、離婚裁判1回を経験した、何の自慢にもならないキャリアを誇るこの私。全問完璧にとはいかないまでも、出題を聞いてすぐ、正解はむろんのこと、正解発表後に弁護士軍団がするであろうポイント解説のセリフまで間髪入れず出てきましたよ。私にもスキはありません。

テレビシャカイ実験あすなろラボ(フジテレビ系)

こちらはレコーダーで録画したものを再生して見ました。

「今でしょ!」で大人気、東進ハイスクール林修先生緊急参戦SP!!
【実験テーマ『林先生はたった1回の授業で落ちこぼれをやる気にさせることが出来るのか?』】

総勢19名の「落ちこぼれ」を相手に、林修さんが授業を行うという企画でした。わざわざ裏番組同士の勝負に見立てることもないですけれども、再生後1分少々で、「こっちの勝ち」は歴然でした。画面の緊張感が、まるで違いましたから。

→普段は、予備校で東京大学を目指すような、いわゆる“優等生”を相手に授業をしている林先生だが、今回は勉強が嫌いな子や高校を中退した子など、普段予備校で教えている生徒とは真逆のいわゆる“落ちこぼれ”を相手に特別授業を決行!
果たして“落ちこぼれ”たちをやる気にさせることができたのか!?衝撃の結末が!?

「林先生 vs 落ちこぼれ」のアングルで、全編を通して第一印象のままの緊張感が続き、圧倒されました。スタジオ出演者の出る幕は、ビデオ中のワイプ画面と、エンディングだけ。

とても見応えのある、質の高い番組でした。定量的に検証できない実験テーマ設定が雑だとか、細かいことは言いますまい。

東進の公開授業にも勝ったと思う(たぶん)

東進ハイスクール・東進衛星予備校は、生徒募集のために全国各地で公開授業を行っています。公開授業はスクールを代表する講師が全国各地に出向き、対面で行われますが、番組の使用許諾を取って映像配信にしても十分いけるんじゃないかっていうぐらいです。

それぐらいに、番組での特別授業の林さんの言葉には力がありました。収入ゼロの中年男も、心動かされましたから。

私も機会があれば、林修さんの公開授業を一度聴いてみたかったのですが、この番組を見た今となっては、その必要はないなと思います。番組での特別授業は、林さんにとって異種格闘技戦の様相を呈していましたから、公開授業以上に全力を尽くしたに違いないでしょう。

「らくごのご」で喩えたのは

先ほど、裏番組ダブルブッキングの比較結果を「今回は、ざこばの勝ち」と喩えました。この意味を説明します。

ひところ、「らくごのご」という番組がありました。「三題噺」といって、客席から3つお題を募り、即興で噺を作って演じるという趣向です。落語を演じるのは笑福亭鶴瓶さんと、桂ざこばさんでした。

この番組でのお2人の噺の仕上がりっぷりが、実に対照的でした。

ほぼ毎回破綻なくまとめてくる笑福亭鶴瓶さんに対し、桂ざこばさんの噺は、強引な展開が目立ち、支離滅裂に近いこともままありました。ところがときに、ざこばさんは目の覚めるような即興の冴えを見せることがあり、その時ばかりは綺麗にまとめて仕上げる鶴瓶さんが全くかすんでしまったものです。この番組で、芸人さんの魅力にもいろいろな種類があるのだなあと学んだのでした。

「日曜夜9時のダブルブッキング勝負」でふと、そんな構図を思い出したので。

and more…

それからもう1つ、今回の「あすなろラボ」で思い出した番組があります。

長くなりました。記事を分けることにします。

この番組を見た人がこんな番組を思い出しています―6月9日林修ナイト感想戦その2 につづく。

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コメント

  1. 読者 より:

    面白く読みました。林先生の大ファンなんですね。
    東進の公開授業の成果は何で判断するかというに、あれは主に新規生を募集するイベントなので、
    講師としては出席者のなかから実際に何人入学希望を出したか、その数で責任が問われると思います。
    講師を呼ぶのにも講演会場を設けるにも大変なお金がかかりますので費用対効果を考えなければならず、
    東進のなかでも公開授業数の本当に多い先生というのは、校舎スタッフからも信頼のあつい先生(生徒の学力向上・合格実績に寄与している先生)であり、新規生をきちんと獲得してくれる能力の高い先生だったりします。
    番組視聴者としては、林先生のもとで勉強を続けてみたいかどうか、までインタビューしてほしかったなと思いました。

    • ヤシロタケツグ より:

      コメント拝読しました。ありがとうございます。

      大ファンなんですかね。どうでしょうか。考えてみます。

      補足しますと、少なくとも現行形式での公開授業と比べて生徒獲得数・率がどうなるか、
      どれくらい違うか違わないかを試してみる価値はありそうに思いました。

      次のテーマでも記事にできそうですね。ヒントありがとうございます。

      • ファン
      • 予備校講師の労働契約内容

      「林修ナイト」続きますので、またご覧いただければうれしいです。

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