正しいことの(クソ)つまらなさ

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こんばんは。林修ナイトの時間です。

で、見てもいないテレビ番組の感想を述べました。その続編的記事です。

「それマジ!?ニッポン」を見た

その番組がこちらです。第2回以降つごう3回分見ました。その雑駁な感想を述べます。

2014-02-27_1910

番組名のとおり、「日本語」がテーマのクイズバラエティ番組です。放送が日曜夜7時、タカアンドトシがMCという点から、“やらせ”騒動によって打ち切りとなった「ほこ×たて」の後番組と位置づけてよいかと思います。

以後「それマジ!?ニッポン」と表記します。

感想

「健全さ」という点から言えば、いい番組です。お子様にも安心です。

けれども面白いかどうかで言えば、つまらないです。

なぜつまらないか

なぜつまらないかを考えてみました。

正しいからです。それも、圧倒的に。

なぜ正しいとつまらないのか

雑に言えば、ツッコミばかりが悪目立ちしている状態だからです。

上記の番組サイトより引用。

例えば“破天荒な人”とは滅茶苦茶な人のことではなく、今まで人がなし得なかったことを初めて行う立派な人のこと…。このように「それ!マジ!?」と思わず叫んでしまうような、日本語にまつわる驚き情報をクイズで出題し“日本語マスター”こと日本語解説の林修先生が、わかりやすく解説するという番組だ。

間違った日本語を使うゲストにも、容赦なく“ハヤシチェック”が飛び、スタジオも騒然…。

このような林さんの役割を代表として、おしなべてツッコミ目線の番組になっています。

ボケが育たず死んでいる

管見では、「面白いバラエティ番組」が備えている重要な条件が「ボケがボケのまま、風味を損なわれないようにパッケージされていること」です。あるいは、バラエティに限らなくてもいいかもしれません。

しかるに、「それマジ!?ニッポン」はボケが生きていません。死んでいます。正確に述べると、育つ前にことごとく殺されてしまっています。

上で引用した「破天荒」の例もそうですが、言葉の使い方を間違えるのには間違えるなりの理があるのです。にもかかわらず、番組ではすべて「正しさ」で殺してしまいます。

ツッコミ目線の番組であること自体は構わないです。しかしそこに、ボケに対するいたわり、愛情が感じられません。ボケを育てていく気配も見られません。

殺伐とした番組です。

「ほこ×たて」打ち切りのトラウマか?

そもそも論で言えば、「日本語の間違い」など、ほとんどが大したボケでもありません。

そんな大したボケにもなっていないボケを取り上げ、片っ端から指摘して殺していく「それマジ!?ニッポン」は、あたかも、一部の対決企画から生じたやらせ騒動によって「ほこ×たて」がまるごと殺されたことを、形を変えて再現しているようにも見えてしまいます。

制作スタッフがどの程度共通しているかもわかりませんからいい加減な話になってしまいますが、見方によっては、制作サイドが、「ほこ×たて」の打ち切りによって「正しさの奴隷」「正しさノイローゼ」に陥っているようにも思えて、痛々しいです。

「正しいんだからこれで文句ないでしょ」

番組全体から、僕には制作者のそんな声が聞こえてくる気がします。

穿ちすぎた見方との批判は承ります。

まとめ

正しいことはつまらないです。世界観が貧しいからです。

「盗人にも三分の理」ではないですが、僕には間違いに潜む理を細かく味わうことの方が面白いです。

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