14歳には高度すぎる、上島竜兵さんの人生訓

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こんにちは。

昔の読書メモからリライトしました。

要約:Executive Summary

上島竜兵さんの中学生向けの本を読みました。中学生には高度すぎると思いました。

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と同時に、そこに意義がある気もします。

『人生他力本願』

上島竜兵さんの『人生他力本願』(2010)という本を読みました。素敵な本でした。

奥付で知りましたが、表紙の「豆絞りの男」イラストは、ダチョウ倶楽部のリーダー肥後克弘さんが描いたものだそうです。それを知ると俄然味わいも増します。

副題

副題は「誰かに頼りながら生きる49の方法」。「49」の数は、発売時の年齢にちなんだようです。

上島さんは、1961年1月20日生まれです。二十四節気の「大寒」という、1年で最も寒い日であることを有吉弘行さんに発見された逸話が有名です。Wikipedia を見ると、初出は竜兵会を特集した「アメトーーク!」(2006/09/18放送)みたいです。

素敵すぎる

巻頭の「もくじ」の見出しから素敵すぎました。いくつか拾い書きしておきます。

  • パンツ一丁で人と接するということ
  • おでんは熱すぎると困る
  • 「くるりんぱ」に正解はない!
  • 本当のヨゴレにならないために
  • 謝るときはすぐ土下座
  • 続けていれば、終わらない
  • 情けない人間でいいんです
  • バカはたくましさを知っている

こんな具合に、期待が高まる言葉が並んでいました。

中学生向けらしい

また、表紙には「14歳の世渡り術」とあります。どうやら中学生をターゲットとしたシリーズの1冊みたいです。本書の後半は、上島さんと中学生との座談会のもようでした。

発行元の河出書房新社のサイトにあった情報によると「全国学校図書館協議会選定図書」受賞だそうです(人生他力本願)。どういう基準で選ばれるのか、よく知りませんが。

だが、高度すぎる

けれども、一読して思いました。これ、14歳には高度すぎます。

たとえば次のような記述を、14歳が理解できるでしょうか。

 だいたい、「くるりんぱ」に正解はないから。そこに何の意味もないし。
「どうぞどうぞ」だって何の意味もないしね。そういうことで言うとね、俺ら、意味のないことやってるんですよ、日々。
 でもね、くだらないし、意味のないことでも続けることで意味があるんですよ。意味があるっていうか、定着するっていうか。(p.45)

 だからリアクション芸っていうのは団体芸のコンビネーションみたいなところがあるの。もしも途中で誰かが目立とうとして、予定と違うリアクションすれば、そいつのリアクションはウケたとしても、大オチの俺のリアクションがおもしろくなくなっちゃうからね。それじゃ全体のリアクション芸としては成功したとは言えないもの。(p.69)

この高度さを理解できる14歳がいたら、素直に尊敬します。

初老の僕自身、上島さんのすごさがわかってきたのは、ごくごく最近のことです。

ただ、意義はある

ただ、たとえ受け手が理解できそうになくても、高度なものを見せつけるというのは、有意義なことだとは思います。特に本書のように、若い人をターゲットにしているのならなおさらです。

まとめ

老境に入って、上島さんのすごさがやっとわかるようになりました。

ハイテンションものまね芸人の嫁が目標とするのも、上島竜兵さんです。

はなはだ身勝手な希望ではありますが、その領域に自分たちが少しでも近づけるように、上島さんにはこれからもずっと「現状維持」でいてほしいです。

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