魯山人から学んだ「うなぎの旬」と「ツバメの渡りの理由」など

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こんにちは。魯山人のまな弟子ヤシロです(ウソ)。

2014-01-16_1959032

北大路魯山人(1883-1959) ※画像は、昭和毎日から

きわめたバカはカッコいい。そんな話です。

序・カムバックウナギ

北大路魯山人の書いた鰻の話をもう1度読みたくなり、中公文庫の『魯山人味道』(1995)で読んだのだったかなと探してみたら、青空文庫にあるのを見つけました。

もう著作権が切れていたのですね。自分も老けるわけです。

Kindleでこちらをダウンロードして読みました。無料です。

以下、その感想です。引用テキストは青空文庫のWebテキスト版「鰻の話」を使いました。

うなぎの旬は1月

うなぎはいつ頃がほんとうに美味いかというと、およそ暑さとは対照的な一月寒中の頃のようである。

そうなんですね。けれどなぜなのか、その理由は書いてありませんでした。

ツバメが渡りをする理由

彼らの本能的な嗅覚は、常に好餌のある場所を嗅(か)ぎ当てる。

という話の例にツバメが出てきました。

 例えば、つばめだってそうだ。世間では相当のインテリでさえ、つばめの移動を「寒さからのがれるために暖地へおもむく」と子どもたちに教えているようだが、それは少々誤りである。事実は、彼らの露命(ろめい)をつなぐ食糧、すなわち、昆虫がいなくなるからであって、つばめにしてみれば、食を得るための移動なのである。

要は食い物の問題だと。なるほど。美食をきわめた魯山人らしい切り口です。

軽い疑義

と同時に、軽い疑問も起こります。

南へ行かねば彼らのくらしがたたない。

それはいいとして、餌なら南の方が季節問わずあるはずだから、戻ってこないでずっと南にいたらいいじゃない。そういう疑問です。

探してみたら、その理由は《「子育て環境」の違い》とする情報がありました。

鳥は何故、渡りをするのか?」(homepage2.nifty.com)から整理して述べると、

<日本列島>餌:そこそこ 敵:少ない
 <南方> 餌:豊富   敵:多い

このトレードオフで選んでいるとの見解でした。環境が悪ければ移動してしまうためか、ツバメは待機児童問題とは無縁のようです。

ただ、「渡りの理由」に定説はないみたいです。

うなぎの焼き方

次にうなぎの焼き方であるが、地方の直焼(じかや)き、東京の蒸し焼き、これは一も二もなく東京の蒸し焼きがよい。

賛成です。

けれどこれにも、理由の説明がありません。随筆もここで終わりです。

まとめ

話の切り口にこのうえなく個性が出ていて、素敵な文章です。

大した理由もなく断定するのはいかがなものか的なこちらの懸念などお構いなしに「よい。」と言い切ってしまっているのには、すがすがしさすら感じられます。

さすが、食材に料理に器にと、美食をきわめた美食バカです。(ほめ言葉)

青空文庫の北大路魯山人の作品リストには、公開中の作品が全部で112、作業中が56並んでいます(2014/01/16現在)。また何かの折に拾い読みしていくつもりです。

こちらからは以上です。

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