「YMOのカバー」ならこれを聴け!なアルバム4+1選

シェアする

こんにちは。トリオザテクノです。

iTunes Store で選ぶカバーシリーズです。

カバーで聴きたいYMO

YMO(イエロー・マジック・オーケストラ 1978-1983 etc.)の曲のカバーを聴いてみたくなり、候補曲をいくつかピックアップして、アルバムを検索してみました。のべで3ケタは出てきたと思います。

「いいものもある、悪いものもある」なかから選んだものを4つご紹介します。

2014-01-10_PED_kajiraretaapple500

※YMOの音楽(イメージ)

アルバム名 演奏者(リリース年)
の形で記します。いずれもストア内の情報どおりです。

iTunes で選んだのにAmazon へもリンクを張りまくるアフィリエイト地獄です。ご了承ください。

「普通」×2

普通のカバーアルバム2つです。

「この編成でYMOの曲を演奏したらこうなるだろうな」という想定の範囲にきれいに収まっている、という意味で、すこぶる「普通」です。

「エノラ クインテット プレイズ イエローマジックオーケストラ」 エノラ クインテット(2011)

ENOLA QUINTET plays YELLOW MAGIC ORCHESTRA

<収録曲>

クインテットということは五重奏なんでしょうか。思ったとおりの「ジャズコンボによるYMO」です。一部でヴォーカルも入っています。

同クインテット名義で、あともう1枚出ていました。旧録のリミックス+一部新録音のようです。

「Yellow Magic Orchestra JAZZ COVERS」 ENOLA QUINTET(2013)

Yellow Magic Orchestra Jazz Covers

<収録曲>

「エレクトリック・カラフル」 COLORFUL(2012)

エレクトリック・カラフル

電子管楽器?による演奏です。いまどきの電子楽器でやればこうなるだろうなという、予想どおりの普通の演奏でした。

<収録曲>

実はアルバム中、YMOのカバーは《東風》《RYDEEN》の2曲しかありません。それでもこれを選んだのには理由があります。

というのも、本当にびっくりするほど他に「普通の演奏」がないんです。

わかったこと1:「やりすぎ」カバーが多すぎる

YMOのカバーの場合「普通」はほめ言葉です。

だいたいが、「やりすぎ」です。YMO とその音楽への思い入れが強いからなのでしょうか。

いろんなとこいじくってみたり、付け足してみたり、無理に色付けようとしてみたり。なんかね、力入ってんですみんな。

いらない。

極端な話、編成と編曲に工夫をしておけば演奏に何のひねりもなくとも、十分聴けます。むしろ余計なことはしない方がいいほどです。

これがカバーソングで、殊に実力不足の若い人だったりすると「ただカラオケで歌っただけじゃねーか」と思うこともままありますが、それとは実に好対照です。

YMOのカバーだと、「ただ編成を変えて演奏しただけ」(=歌でいう「ただのカラオケ」)ぐらいがかえっていいということがわかりました。

どういう編成で、何をどう演奏するか。というプランニングの段階で勝負の大半は決している、という感じです。

「いい!」×2

「これイイ!」っていう2枚です。

「YMO vs minimums」 minimums(2009)

YMO vs minimums

ジャケット画像からすると、マリンバ四手+パーカッションという三人編成のようです。

<収録曲>

これいい。グルーブ感が好みです。心地よくノレます。

そして、いろいろポイントもしっかり押さえられています。たとえば《東風》の主題部分の主旋律と対旋律のコール&レスポンス。意外とできていない編曲/演奏が多かったなか、これはバッチリです。

最小の編成で最大の効果を出している、非常に生産性の高いカバーです。

Yellow Fever! (Fiebre Amallira) Señor Coconut(2006)

Yellow Fever

ラテンのYMO。ご陽気ものです。楽しい。めっちゃごきげん。完全に踊れる音です。踊れないけど。

<収録曲> ※2014/05/02追記:ストアから消えたみたいなので、国内盤に差し替えておきます

ラテンサウンドにYMOの曲がこんなに合うとは思いもしませんでした。すげー。《Limbo》など合いすぎていて笑ってしまいました。というか、元がラテンのリズムなんですけどね。

ブラタモリのやつ!

カバー演奏ではなくて、1分未満のつなぎのトラックの、そのまたほんの数秒間でしたけれども、「ブラタモリ」(2008-)で使われていた音がありました。

ここからNHKのスタッフが取ったのか、それともこの音は「元ネタ」があって、そのサンプリングなのか。少し気になります。

iTunes ストアの内外?価格差

そしてこのアルバム、日本盤もありました。ストアには両方出てきます。内容に差はなさそうです。

プレイズYMO(初回限定生産)
プレイズYMO(初回限定生産)

クレジットにYMOメンバーそれぞれの名も見えます。なるほど一枚かんでたんですね。

でもなんでか、最初に挙げている方がいくらか安いんです。CDに「内外価格差」があるのはわかりますが、MP3 で同じストア内で、なんか差が出るんでしょうか。よくわかりません。

わかったこと2:YMOが新しかったのはサウンドと演奏。実は楽曲はきわめてオーソドックス

当時の最先端のコンピュータを駆使しての音作りと演奏の印象があまりに強烈だったので、気づかれにくいのでしょうか。

実はYMOの楽曲自体は、「テクノ」と称するのも似つかわしくないほどに、実にオーソドックスで素直なんだということに、今回初めて気づきました。

実際、初期のYMOのアルバムではカバー曲がいくつも混ざって違和感なく並んでいたわけです。

で、根本的部分だけを取り出してみれば、YMOの曲って、実はほとんど編成を選ばないようにできていて、そしてどんな編成であれ、演奏面で特別奇をてらわずとも、十分そこに溶け込めるのだとわかりました(ただし編曲の腕はいると思いますが)。

YMO のオリジナルだけを聴いていたなら、発見できなかったと思います。カバーって面白い。

番外編:O.M.Y.

厳密にはカバーではないし、iTunes にも入っていないんですけど、O.M.Y.(Oriental Magnetic Yellow)のことにもぜひとも触れておきたいので、少しだけ。

何枚も、YMOのアルバムをまるごとパロディにして出していたグループで、パロディとしても楽しめるし、YMOの元ネタがなくても独立で聴けるレベルまで仕上がっているという、かなり高度なことをやっていました。

どれか1枚なら、僕はこれが好きです。

「TECHNODERUCK」 O.M.Y.(1997)

TECHNO DE RUCK
2014-01-11_51LXgMPj8cL._SL500_AA300_

中期のアルバム「テクノデリック」(1981)をパロっています。タイトルから歌詞から実験的なサウンドまで、いい感じでもじられています。ワンランク上のものまね芸です。

品川-久里浜間は約50分

《KEIHIN MUSIC 京浜音楽》

の歌詞が、しびれます。

まとめ

いくつもYMOのカバーを聴いて、次のことがわかりました。

  • YMOの楽曲そのものは意外とオーソドックス。
  • YMOをカバーして演奏するならむしろ「普通」な方がいい。

いいものもある。だけど、悪いものもある。
いや、そうじゃなくて。
いいものもある。悪いものもある。

「若い山彦」より(「×∞増殖」(1980)所収)

増殖
増殖

日本は、いい国だなあ。

スポンサーリンク
Google AdSense
Google AdSense

シェアする

フォローする

スポンサーリンク
Google AdSense

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)