林修さんの文才査定授業をテキストにしました(1)(プレバト!!2013年11月21日OA)

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こんばんは。林修ナイトの時間です。

11月21日放送の「プレバト!!」の1コーナーに林修さんが出演されていました。林さんがこの番組に出演されるのは、8月29日放送分につづいて2回目です。

前回と同じく、出演芸能人が50字以内で書いたPR文を林さんが添削するという企画でした。内容をテキストにしておきます。

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基本情報

プレバト天才!?凡人!?ランキングSP(TBS系 2013/11/21 19:00-20:54 OA)

番組内容(地デジ番組表より抜粋)

【林先生が超本気で才能査定!】

【番組内容】
●「文章の才能アリ?ナシ!?ランキング」…林修先生が登場。芸能人の才能を一刀両断、添削により優れた文章を書くコツも伝授してくれる。

【出演者】
【コミッショナー】
浜田雅功
【アシスタント】
枡田絵理奈(TBSアナウンサー)
【ナレーター】
銀河万丈

【出演】(50音順)
秋元才加
板尾創路
大友康平
栗原類
児嶋一哉(アンジャッシュ)
芹那
中尾明慶
野間口徹
藤本敏史(FUJIWARA)
YOU

トータルの放送時間は50分ほどでした。

林さん以外の出演者の発言は所々はしょっていきます。

文章の才能アリ?ナシ!?ランキング

ナレーション)芸能人の文章力を、林先生が一刀両断

浜田「こらもう得意分野ですから」

「そうですね。内容的に本業に非常に近いところなんで、ここでなんかいい加減なこと言うと、あいつ授業までいい加減じゃないかと、思われるんで、はい。気合い入っております」

ナレーション)東大受験のプロが本気採点

問題

ナレーション)予備校さながらの、超本気採点。芸能人の文才テスト、今回のお題は

あなたの今年の活躍を
50字でアピールしなさい。

出題の狙い

ナレーション)ポイントとなるのが50字という字数制限。400字詰原稿用紙だとたったの2行半だが、ここに隠された林先生ならではの狙いとは

浜田「50文字」

「あー難しいですよ。長くだらだら書けばある程度こうごまかしも利くんですけれども」

藤本「そうなんですよ」

「やはり50ぐらいでポイントを的確に絞り込んで上手に表現…」

浜田「お前その合いの手いらんやろ」

藤本「そうですねぇ。長く書ければねなんなと書けますもんねぇ」

「そうですね。でもほんと50ぐらいにピシャッと、こう」

藤本「軽く流したなぁ。ちょっとしたミニバトルみたいなんあってもよかったんですけどねぇ」

査定結果発表

全10名の内訳は、
 才能アリ 1~4 ど凡人 5~7 才能ナシ 8~10

浜田「才能ナシの9位ぐらいからいきますか。最下位の手前ぐらいからいきましょ」

浜田「新しく入ったのはいないですね。じゃあいきましょ」

児嶋「いますよ! いますよ」

浜田「誰やった?」

児嶋「児嶋だよ!」

/*注 番組には全部で3つのコーナーがありました。放送上、コーナーごとに何人かの出演者が入れ替わっています */

浜田「栗原君どうなの。文章ですけどどうですか」

栗原「あの今回はちょっと自信あります。僕も、いろいろと映画とか音楽のアルバムのコメントとかよく書いたりするので、今回は文章はまあ、たぶん自信があると思うんですけど」

第9位 栗原類 33点 

栗原「あぁ… あいきなり」

藤本「あとリアクション薄っすー ああ ああ」

今年は
映画と連ドラに
出演させて頂きました。
まだ俳優と名乗るのは
おこがましいですが
頑張りたいです。
(48字)

ナレーション)謙虚な姿勢でアピールをしたが、林先生いわく、説得に不可欠なあるものが欠けている。そう

林先生の文章テクニック(1)

(変化)を書くと説得力が増す

「50字さしあげたんですよ。めいっぱい使っていただきたかったんですけれども、結局映画と連ドラに出たと。おしまい。これだけですよね」

「まあこういう謙虚な姿勢を示そうとするのも大事なことなんですけれども、この限られた字数の中でこんなあいさつをしていては、残念ながら相手に対するアピールっていうものは、下がってしまう」

「でこういう、頑張りたいって、こういうのいらないんで」

頑張りたいです。

「よく頑張るとか頑張りたいっておっしゃる方いらっしゃいますけど、みんな頑張ってるんですよ。そんな当たり前のことを書いてもしかたがないんで、これだけあのぅ情報量が少ないと、うーんちょっと点数は出ないな」

「やはり、たとえば、今までどんなことをやってらした方なのかっていうことも、みんなが知ってるわけではない。栗原さんがモデルだってことを知ってる方も多いんですけれども、モデルをやっててそれもやりつつ、新しい分野に来たと、そういうふうにですね、変化がはっきり見えるような、書き方をした方が、あ、そういうことかと、新分野に、進出したんだなと。そういったことをもう少しこの字数なら入れられたと思うんですね」

ナレーション)今年の活躍をアピール。栗原の文章に足りなかったのは、この1年で自分がどのような変化を遂げたかを明確にすること。そして

(何を)と(どのように)が重要!

枡田「先生前5W1Hみたいなお話も」

「前回の場合にはですね、自己PRという課題でですね5W1H、誰が、何を、いつ、どこで、えー何でしたっけ?」

(板尾、自分のテーブルを傾けてずっこける)

「もう1回いきましょう」

浜田「俺のも動いたらよかったー 板尾みたいにぃ! 板尾みたいに前にいきたかったぁ!」

「誰が何をいつどこで、なぜです。なぜ、どのように。なぜが抜けたんですね」

「こういうことをですね、本来文章をわかりやすく書くためには、この6つの要素を明確にするといいと言われているんです。はい。ところが、50文字でこれだけのことを詰め込むことは無理です。で特にですね、もう今年、っていうね、今年活躍したってことでもういつはわかってます。そして誰がももう皆さんってわかってますから、ですから誰がといつはもういらないんで。まあやはり、どのようにとか、何をとか、まあそういったところをですね、上手にこう生かしていけると、アピール力のある文章になると思います」

YOU「説明わかりやすい」

「ありがとうございます」

「あともうひとついいですか」

ナレーション)ここで、さらに先生がより人の心をつかむ文章を書くためのテクニックを伝授。それはいったい

林先生の文章テクニック(2)

ポイントを絞って(インパクト)をつける

「(板書しながら)50文字なんで、2から3ポイントがせいぜいです。これはやっぱり考えて(いかないと)。はい。あのぅ記述問題を採点するときには何ポイント生徒が把握しているかってことをわれわれは見るんですけれども、2ポイントか3ポイント入れたらもういっぱいになっちゃうんですよ。3ポイントでもけっこうきついです。ですから、絞って、そしてインパクトのある形に仕上げる」

ここがポイント

    今年の活躍を50字でアピール
  • 2~3個のエピソード
  • 「何を」「どのように」を明確に
  • インパクトある表現を!

林先生の添削文

モデル業に加え、
映画と連ドラにも出演して
俳優としての
第一歩を刻み、
己の可能性の広がりを
実感した一年。
(50字)

藤本「上手に書かはるわ」

「もともとの情報量が少ないんで、盛るのも大変だったんですけれども、いちおうモデルであったということ、そしてあの、俳優と名乗るのはおこがましいという内容はなんとか生かそうとして、それでこう第一歩であると。そしてさらにこういうことが可能性自体の広がりというふに少し補いました」

浜田「さあ、栗原君。どうですか、あっち側の方がやっぱりいい感じがしますよね」

栗原「やはりあのプロの、方から、こうやってあらためて見てみるとほんとに自分も文章を今度書くときの勉強になったんで、ありがとうございます」

浜田「…めっちゃ自信あったやん自分最初」

栗原「うー…はい」

藤本「響かへんなぁ」

ナレーション)ここまでの林先生直伝の文章テクニックをおさらい。過去からの変化を明らかにし、その変化でどうなったのかを記すと、今年の活躍がより相手に伝わるアピール文になります

全体の講評

ナレーション)さあここからいよいよ林節が全開。芸能人の文章をぶった斬る。辛口採点。しかし、この中に林先生も認める文才の持ち主がいた

浜田「ひととおりまあご覧になったと思いますけど、どうでした?この芸能人の文章って」

「お上手な方いらっしゃいました」

浜田「お上手じゃない方も当然」

「ええ。あのぅ相当、手の施しようのない方もいらっしゃいました」

(最下位の人向け・プロフィール用パネルを紹介)

藤本「かぶりタレントってなんなんですか?」

浜田「前回の最下位が中村昌也やったんで、中村昌也と同じになりますよということになります」

浜田「才能アリ4人もおるから才能アリから1人ぐらい見ますかじゃあ」

YOU「3位、3位」

浜田「これ入ってればうれしい、3位?だからなんでお前が決めんねん」

YOU「3位ほら。3位だよね」

秋元「3位見たいですね」

浜田「3位見たい?あははははは。わかりました。いきましょう。才能アリの3位はこの人」

第3位 野間口徹 80点

藤本「メガネ掛けてるし。メガネ掛けてるもんな」

浜田「関係ないやろ。メガネ関係ないやろ」

関わる仕事量が明らかに
増加し、それに伴い
各局の警備の方に
止められる事が
減少した点が、
一番の変化です。
(50字)

浜田「なるほどね。今まではやっぱちょっと」

野間口「そうですねあの、顔も知られていないのはもちろんですけど、名前がまた野間口という珍しい名字ですので、あのぅ野間口ですって言ったところで、え、ヤマグチさん?ヌマグチさん?全然違うことを言ってくれてずーっと写真見ながらいないですねぇみたいに、と言われ続けたので」

浜田「そうか。今年はこの活躍で多少それが軽減されたと」

(画面に「あまちゃん」出演シーンの紹介 )

ナレーション)仕事量が増えて、その結果として起きた変化を書いた野間口は、才能あり。しかし、ここで林先生から、さらなる文章テクニックが

林先生の文章テクニック(3)

(オンリーワン)を書くだけで差別化

「はい。あのぅじゃ説明したいと思いますが、そのインパクトということを言いましたけれども、やっぱり他の人とは違うぞと、そういうことを明確にした方がですね、ああこの人は他の人と違って、こういうこの人にしかできない事がある。(板書しながら)ま、少しむつかしく言うと差別化ができているかどうか。差別化。で、この中でオンリーワンであることをいかに示すか。まあ字数が短いんでむつかしいんですけれども、これができてれば高く評価できると」

ナレーション)アピールに欠かせないのは、他の人との差別化。誰も持っていないこと、つまりオンリーワンを持っていれば差別化ができます

「そういう点で見るとですね、この後半ていうのは、非常にユニークで。まあ僕の方はこう10人分見ましたから、このユニークさは他にはなかったですね」

藤本「ユニーク。ユニークメガネ」

浜田「こら。なんやそれ。なんやユニークメガネて」

林先生の添削文

朝ドラはじめ
仕事が急増、
知名度もアップ!
おかげで局の警備の方に
止められることも激減した、
大変化の年。
(50字)

「もう、もともともう高得点ですから、ええいいんですけどまあ、ただ前半がですね少し具体性に欠けてるんで、このユニークなところを生かしつつも、野間口さんといえばやはり今年朝ドラで活躍されたわけですから、やはり朝ドラを入れたかったと。いちおうあそこで「おかげで」て入れたことで、なぜの因果関係もまあさりげなくは入れておきました」

浜田「もうど真ん中の6位いきましょう」

浜田「板尾さん、文章なんですけど、どうでしょうかね」

板尾「僕はそうですね、まああの、日記も毎日書いてますし、もう8年間毎日日記を書いていますし、まあ映画の脚本も書いてますし」

浜田「なるほど。もう上げろ上げろ、上げとけ」

板尾「結婚してますから」

浜田「いや関係ないやん」

YOU「白映えますねー」 /* 白いタキシード */

藤本「完全に浮いてるじゃないですか」

板尾「そんなことないよ。皆さんも、早よ着替えたら?」

第6位 藤本敏史 50点

藤本「やっぱりかい!」

YOU「ど凡人中のど凡人。ど凡人蝶ネクタイや」

藤本「ユニークメガネみたいに言うのやめてください」

YOU「ヒゲど凡人」

僕は、収録中に
思いついた事や
感じた事を瞬時に、
的確に、また数多く
発する事で番組を
盛り上げました。
(48字)

藤本「ほんまやど凡人や。50点やもんな。ちょうどや」

「ほんとにこの真ん中の50点で、最初に決まりました。あのぅ悪くはないんですよ。ただ、もやっとしてますよね」

藤本「え、もやっとしてないでしょ」

林先生の文章テクニック(4)

鉄則!(遠慮)したら伝わらない

「たとえばですよ、収録ってありますけど、何の収録ですか。どの分野ですか。やはりそういうところ」

藤本「…」

浜田「黙ってもうたよ! フジモン黙ってもうたよ」

藤本「収録中はまあ言うたらバラエティですよ。バラエティしか出てないじゃないですか」

「バラエティって書いてくださいよ。で、あの僕ね、ちょっと藤本さんには、フジモンさんには個人的な思い入れあるんですよ。何度かご一緒させていただいて、すごいなと思ったんですよ。あ、これがプロの瞬発力かと。ですからこの瞬時に、的確に、ってのはおっしゃるとおりなんですよ。ところが、あれだけのすごい自分の能力を、表現する言語力がない」

藤本「いや、だから。なかなか瞬時に的確にね、ポッとね、0コンマ何秒でパッとね、思いついたこと言うの難しいんですよ」

「すごいじゃないですか」

藤本「そう書いてますやんそこにだから」

「でもそれを文書に書くとこんな、あれそんなにすごいっけ?って文章になっちゃってんです」

YOU「そうだそうだ。ヒゲじじい」

藤本「ちょっとなんや。ヒゲじじい、何のひねりもあれへんやん」

「いや、ですから悪くもないんですよ。悪ければ悪いでまたそれは個性になるんですけれども、だからほんとに、平凡に終わってしまって、いやもったいないなあって」

林先生の添削文

どのバラエティでも、
瞬間的に発する言葉は
実に鋭く的確で、
他の芸人とは
一線を画する
存在感を見せつけた。
(50字)

藤本「いやこんなん書けませんわ自分で。いや、おおーじゃなくて。こんなん書ける(か)恥ずかしいわこの最後の3行」

浜田「わかるわかる。わかるよ。それはわかるけど」

「ここ(瞬時に、的確に)は生かしましたそのまま。やっぱりそうすることで、オンリーワンっていう感じを、僕は出したんです」

藤本「ちょっと言い過ぎみたいなとこないですか。自分をちょっと、自分の才能をなんか」

浜田「までも、自分の活躍、ね今年の活躍やから、まそこはもうバーッ書いたら?」

藤本「自信持てと」

「はい。もうだからやっぱりバラエティってはっきり入れていただいたうえで、もう他とは違うんだと、おっしゃってくださいよ」

浜田「児嶋どう思う、これ。同んなじ芸人として」

児嶋「これはまあテーマにちゃんと沿ってはっきりと、この主張しなければいけないと思います。この文章では」

藤本「なんか児嶋に言われてんのがめっちゃ腹立つ」

/*
「自分のことを言い過ぎるのは恥ずかしい」
ここがまさに、藤本さんが売れるまでに時間がかかった理由のように思えます。後づけの理屈ですけど。
*/

つづく

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