恋愛の教科書なら『東京いい店やれる店』よりむしろこれ―9月15日「あすなろラボ」林修さん授業感想(11)

こんばんは。林修ナイトの時間です。

「あすなろラボ」授業の感想シリーズ、その11です。前回に続き、おすすめコンテンツの紹介をしつつの「から騒ぎ」です。

『東京いい店やれる店』買われすぎ問題

授業の中で林さんが恋愛の教科書として紹介した『東京いい店やれる店』(1994)は、絶版になっていることもあり、Amazon の中古価格が高騰しています。

しかし僕の見解では「買われすぎ」です。

2013-09-24_a0002_001041

そこでこの記事では、僕の思う、『東京いい店―』よりも実用性の高いコンテンツを紹介します。本ではないので「コンテンツ」としました。

「週刊金融日記」メルマガの「恋愛工学」がよさげ

それは、藤沢数希さんの有料メールマガジン「週刊金融日記」です。

金融日記

一見、恋愛とほど遠く感じるタイトルですが、メルマガの「恋愛工学」と題するコーナーが、なかなかよさげなのです。

例として、ブログ「金融日記」に公開されている部分より、現時点での最新である第76号(2013年9月24日付)の見出しを一部引用します。

―セックス・トライorストップロス戦略
―世の中にはヤリマン女と清純な女がいるわけではない
―ポスト・セックス・ピリオドとGood Dadとしての魅力度
―”Great Dad”戦略
―ストナンでの声のかけ方とナンパの虚しさ

よさげです。むらむらと肉欲の放つ腐臭が漂ってくるかのようです。購読は「金融日記」から申し込めます。

未購読者のポジショントーク

「よさげ」と書いてあるように、すすめておきながら僕自身は購読していません。というのは、僕にとって対価を払って得るほどの情報ではないと判断しているためです。恋愛に関して言えば、初老の僕が準備しておくべきは、余生で「老醜をさらさない」という防衛の備えだけです。

しかしながら、そうでない人には、試すだけの価値はありそうに思っています。

あと、授業で林さんが紹介していたもう1冊、スタンダールの『恋愛論』も僕は未読です。

いずれもアクセスしていないのは、コンテンツの質の問題ではなくて、こちら側のニーズの問題です。

基本戦略は「気軽に試す」(たぶん)

藤沢さんのメルマガ購読者が増えても僕は何の得にもなりませんが、「気軽に試して、ダメなら早々にやめる」という姿勢で購読してみるのもよいかと思います。そこで提唱されている恋愛の基本戦略も、同様のようですから。

未購読ゆえ、事実誤認などあればご指摘いただければ幸いです。

なぜ『東京いい店―』が林修さんに響いたかを邪推する

『東京いい店―』は、出たころに僕も読みました。僕にとって同書はネタの部類であり、林さんのように「100回は読み直した」ほどの魅力は感じませんでした。

本も今手元にないので記憶だよりで書きますが、

  • レストランガイドの体裁をしていたこと
  • そこかしこに学術用語をちりばめて知的な装いが施してあったこと

の2点が、グルメ元デブの東大卒である林さんの琴線に触れたのかなと思います。

下世話すぎる想像

ついでにゲーセワきわまりない想像です。

『東京いい店やれる店』が出版された1994年当時、林さんは29歳です。そして「結婚13年」(5/19 情熱大陸)という情報が正しければ、そこから結婚に至るまでに5~6年の時間があります。

したがって時系列をたどれば、結婚に至るまでの林さんは、いまの奥様相手に『東京いい店―』の理論を実践していたという、実におぞましい絵図が浮かび上がります。

全くの想像ですが、テレビ出演時の言動に感じた性格や関係性からすると、奥様の方が林さんより一枚も二枚も上手であり、かかるおぞましさも承知のうえで、向こう側の真意をきちんと見越していたのではないかと、かように愚考いたします。

何が言いたいかというと、奥様が林さんとの結婚を決めたのは、間違っても『東京いい店やれる店』に書いてあるような恋愛理論を林さんが実践してきたからではないだろう、ということです。

余談:敵の敵は味方

余談です。藤沢数希さんと言えば、日刊SPA!上で次のような文章も発表されています。

「あすなろラボ」が「半沢直樹」の真裏で視聴率的に割を食っているだけでなく、あまつさえ「倍返し」にユーキャン新語・流行語大賞の年間大賞をさらわれる危惧も高まる中、「今でしょ!」の巻き返しを図っている林さんには貴重な援軍なのであります。

ご静聴ありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました